パンと梅干し

ゆるゆると好きなことを。

スリルミー 。カムバック成福ハッピーリクリエイション!


ここはどこか





道に迷って






辿り着けば






禁じられた森だと、気付いた時は。









お久しぶりです!!

2019年1月25日(金)以来、
ずーっと道に迷いに迷っておりました!筆者です!!




いやあ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。


筆者はあの日以来、
ずっと禁じられた森をウロウロしており()、


本当はスリルミーのあれこれだったり、
その後の成河さんご出演舞台のことだったり、
心の底から書きたい記事は沢山あったんですけどぉ……







ずっと道に迷っていたので、何ひとつ更新できませんでした!!!!!!!!!!(世の中騒ぎ出す苦し紛れの言い訳タイム)






というわけで大変ご無沙汰しております。
あまりにもご無沙汰すぎるおかげで、
ブログの更新の仕方どころか
タイトルの付け方まで忘れてしまいました。
ウッ…思い出せない……!!




なんだよカムバック成福ハッピーリクリエイション!て。









いや!!
カムバック成福!
ハッピーリクリエイション!!イエーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!








……………………。










リクリエイションさあ……………………!???!?






2019年1月25日(金)からリクリエイションが発表されるまで、

いや、なんなら初日を迎えるまで。

まさか…まさか、本当にまた成福スリルミーを観られるなんて。


筆者は成河さんのファンで、
成河さんきっかけで前回のスリルミーを観劇しました。
そう、成福ペア育ちです!



そりゃ再演は心の底から願ってましたし、
でもそれが難しそう(だと勝手に思っていた)なら映像化…せめて音源…!と思っていましたが、


まさかの再演!いや!!リクリエイション!!!!



人間本当に求めていたものをいざ提示されると、
なかなかこれは現実ですか?ドッキリですか?とにわかには信じられないものですね。



この2年で世の中は大きく変わってしまいましたが、
とにもかくにも、こんな状況のなか、
こうしてまた観られることに感謝せずにはいられません。


キャスト・スタッフ・関わられている全ての方々、
本当にありがとうございます…!!
どうか無事に完走できますように。





さてさて、前置きはこのくらいにして。
そんなこんなで、
ついに2021年版ソンハ私×福士彼のスリルミーが始まりましたね!!





いやあ…頭ではわかってはいましたよ。






二人がまたスリルミーをやるよ!
前回の流れ・解釈踏襲するよ!!









んな訳なかったですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクリエイションのファーストインパクト、
とんでもなかったですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




今後また初日とは違う、
なんなら観る人が変わればそりゃ毎回違うのでしょうが、
また更に研鑽され、新たな提示を容赦なくブン投げて来るのでしょうね……(言い方)



今回は成福ペア初日の感想
2018(2019)と変わった…な?と筆者が勝手に思ったポイント等をつらつらと。ざっくりと。好き勝手に。
書いていこうと思います!


え?そんな風に思わなかった!私はこう思う!と、
筆者とは全く違う受け取り方をされている方もいらっしゃると思います。

なんなら、筆者の盛大な思い込みや勘違い、認知の歪み()もあるかもしれません。


みんな違ってみんな良い精神でどうぞ、よろしくお願いいたします!


(真の初見感想※2018年公演は過去記事であげています。
その時のワード等割と使っているので、もしよろしければそちらも是非ご覧いただけると幸甚だです!※めちゃめちゃ長いです)







※以下、盛大にネタバレです。また好き勝手書いておりますので、なんでも許せる方向けです。あくまで本劇中で想像できる範疇で書いていますので、海外公演含め、実際の方々の背景や事件の真実と異なっていることを書いている可能性も存分にあります。あらかじめご了承ください。

※現時点では2021年公演は成福ペアのみの観劇です。
前回公演と比較等いたしますが、決して前回の方が良い、今回の方が、等良し悪しを言うつもりはございません。








■何を知りたい


早速リクリエイションの圧………!!!!!!!!!!!!!!!




53歳のソンハ私。そう、この演目で
わたしたち観客が初めて目にする私。


率直に、前回よりものすごくどっしりしているというか、淡々とした感じだなあと思いました。


何と言えばいいか……、
前回がそうじゃなかったとかでは全くないのですが、

ものすごく他人事のような、
自分のことのはずなのに、自分をものすごく俯瞰的に見て語っている
なあと。


そして全く審議官と向き合ってない感がひしひしと伝わってきますね!



ただ、彼との夢のような眩しく、あつい記憶を語り出すあたりから、
ソンハ私の表情も声色も、とても爛々としていくのが………


基本この語り中、ソンハ私瞬きしていないのが本当に本当にすごいと思います。



毎回ここで一回筆者の涙腺が爆発しかけます。ええ。
冒頭からクライマックスですね。




■美術は5段階評価で5

そんなこんなで53歳→19歳の奇跡のタイムリープを一瞬でやってのけるソンハ私!

鬱屈としたしょぼしょぼソンハ私から、
約束の15時をだいぶ過ぎても来ない福士彼を心待ちにしているルンルンの19歳ソンハ私に!


なんなら福士彼そっちのけでウキウキバードウォッチンを楽しむ姿は健在でしたね。


そんなソンハ私ですが、ここでも前回との違いを見せつけます。





熱心にスケッチしてる………!!!!!!
鳥さんのイラスト描いてる………!!!!!!!!!!!!!




前回は目にも止まらぬ高速メモ芸を披露されていました。ええ、若干の親近感。(おたく)



が!今回はなんとスケッチもしていました!!




そう!皆さま覚えていらっしゃいますか!?


2018年12月11日(火)に公開された、
【SONGHA 成河】 HORIPRO STAGE presents 12 Quick Questions 12のクイック・クエスチョン
を!!!!!

(URLはこちら→ 【SONGHA 成河】HORIPRO STAGE presents 12 Quick Questions 12のクイック・クエスチョン - YouTube)



タイトル通り、12個の質問に成河さんがサッサと答えていく動画です!(言い方)


その中に「得意科目は何だった?」という質問、ございましたね!!
ご覧になっていない方、90秒程度なので今すぐご覧ください!!!








成河さん「得意科目、得意科目……え〜っと…美術!!」







はいキタドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!






ご自身の得意分野をナチュラルに役に落とし込む!さすがです!!鳥さんのイラスト見せてください!!!



いやあ、双眼鏡でまじまじと見た後、
手元の手帳と鳥を交互にあの眼力でガン見しながら手を動かしている様こそまさに、ソンハ私って感じですよね☆(何)




■「待ってたよ」(観客含め)

カムバック福士彼!!!!!!!!!!!!!!!!!



ひょっこり舞台上に姿を現し、
抜き足差し足でソンハ私に向かう福士彼…

今回初めてご覧になった方も、
2019年以来ずっと待ち望んでいた方も、

あの劇場にいらっしゃった方全員、

間違いなくソンハ私と同じく




「待ってたよ」




と思わず言ってしまったと思います。心の中で。
筆者は言いました。心の中で。



皆から求められる人気者で、ニーチェオフで忙しいパーフェクト福士彼……
ただそこにいるだけでパーフェクトなオーラダダ漏れの福士彼のおかげで、早速目が潰れるかと思いました。




や〜福士彼の登場でテンションが上がったのも束の間、






まあソンハ私のこと見ないこと………!?!?!!



成福ペア、お互いの主張を一方的にぶん投げスタイルだったとは思うのですが、




ふ、福士彼!?おーい!ソンハ私のこと、見えてるかぁ!?!!?
レベルじゃなかったですか!!!??!!???!!?




あ、あまりにも……!えっ、前回がだいぶまともに思えてしまったぐらい、
ソンハ私のこと、ただの自分の要望を満たすためだけのツールだとあからさますぎませんでした………?



もうこの時点で筆者だいぶメンタルズタボロです。こっから二人、どうなっちゃうってんだ………!(泣)



にしても福士彼、相変わらず
絶妙にソンハ私が取れない位置にマッチ投げる選手権ぶっちぎり優勝でしたね!



■それでも視線の先は

福士彼の言った通りに、約束の時間に約束のものをちゃんと準備し、倉庫を燃やすソンハ私。
お望み通りの倉庫ファイヤーでテンションが上がった福士彼、ここで必殺技炸裂します。そう!!





段差と身長差を最大限活かし、後ろからソンハ私を
ホールミーターイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!




からのソンハ私の頬を撫でるコンボ技……だと………!!!???!!!????!!?
リクリエイション、恐るべし…!!!




福士彼に後ろからホールミーターイされて、
からの頬撫でられちゃってもなお、
どうにか理性保って「続きは場所を変えてから」と言えるソンハ私、
純粋に心の底から尊敬します。



いやあ、二人が一列になって歌い上げるこのシーン、美しくて神聖な感じですよねえ。
絶賛倉庫ファイヤー中だけど。

そしてやっぱり福士彼の視線はソンハ私ではなく炎なんですよねえ……


前回、松柿ペアで柿澤彼が炎ではなく松下私を見ているのにものすごく驚きました。


福士彼がソンハ私を見ていないのは前回から変わらずですが、
再会のくだりからしても、福士彼、
より一層ソンハ私見えていない?見ていない?感がひしひしと伝わってきていてもう…………


だからこそ尚更、身体的なボーナス(キスをする、後ろから抱き締める、頬を触る)があったとしても、
全く心の伴っていないように見えてしまうんですよね。

果たしてソンハ私はそれに気付いているのか、いないのか…
いや、気付いているけどそれでも………





ソンハ私………(泣)※どうしてもソンハ私側に立ってしまいがち筆者



■僕たちの関係

あの、ソンハ私のサプライズ訪問→契約書のくだりでわりと確信したんですけど、


ソンハ私もソンハ私で、だいぶ気が強くないですか?



福士彼に対する態度や受け答え方が、
前回はもっとオドオド…福士彼の様子を伺いつつ(といいつつもちゃんと自己主張は非常に強め)
だったと思うのですが、

うーん、一つ一つの対応とっても、
あくまで対等でいようとしている(自分が下という発想自体がなさそう)ように見えたのですが……
えっ、筆者の気のせいとかだったらどうしよう恥ずかしいその時はこっそり教えてください……


相変わらず血でサインのくだり、
思いっきりソンハ私、傷口ばっくりレベルの切られ方でちょっとふふっとなってしまいました。



■ちょっと大人になった福士彼

他所の家に侵入し、盗みをはたらき、逃げる。

一通りのスリルを味わってすぐ、
また福士彼に押し寄せる虚無、渇き。


ソンハ私の要望なんか耳に届くことはなく、
次は自身の父親のオフィスで盗みをはたらこうと企むなか、
父親から大切に愛されている弟のことを頭がよぎり、さらに精神状態が不安定に。


とにかく前回は下手側の柱に当たり散らしていた福士彼ですが、

今回は下手側の柱を殴ったりしません!


えっ…大人になった……福士彼、この2年でちょっと大人になったね……!?



下手側の柱には当たらなくなったちょっと大人になった福士彼だけど、
ソンハ私にとってはそんなこと関係ありません。

あまりにもノールック福士彼に、ついに堪忍袋の緒が切れます。



いい加減ちゃんとこっち見ろや!!!!!!!!!!!!!!!!!の圧がとんでもないことになっています。


例えるならそれまで硬球をお互い投げ合っていたのが、
ここに来て急にソンハ私が火の球バレーボール放ってきた感じです。



さしずめ福士彼は、ソンハ私の剛速火の球サーブを消火器使って避けつつも、

最終的には消火器が切れて受け止めざるを得ない状況ってところでしょうかね。(何言ってるの?)



ボンバーマンソンハ私

渾身のサーブが決まり、無事ソンハ私の要望も叶えられました。
満たされてルンルンなソンハ私でしたが、
福士彼がとんでもないことを言い出します。


そう、論理的に進化した段階で自分たちが挑戦すべきこと。

それは、殺人しかない、と。




じゃあ、誰を。








福士彼「俺が一番ムカつくやつ」
 

ソンハ私「………僕?」


福士彼「……………お前」









ソンハ私「ふぇえ><。」










あ、あの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!!!!??!!!????!!!????!!!????!!!??????????



このシーン、とんでもなく色んな要素が大渋滞すぎるんですけど、




まず


福士彼「俺が一番ムカつくやつ」

ソンハ私「………僕?」



福士彼「……………お前」




あっ!福士彼「お前」なのね!?



前回、東京公演が終わって1週間後の大阪公演で、
急に福士彼が
ソンハ私の「僕?」を受けての「僕。……以外で」と言いました。言ったんです。







そう!福士彼voiceで「僕」って言ったんです!!!!!!!!!言ったんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!




ちょっぴり、いやわりと!
福士彼の「僕」をそわそわ待っていた筆者がいました。おそらく同じような方、他にもいらっしゃったはず……


あ、「お前」なんだ、と思ったその直後です。








ソンハ私「ふぇえ><。」









ええ!???!!????!!!!???!!!???????!!!!????!!???!!!?
待って!!!!!!そっちからそんな爆弾飛んでくるなんて聞いてない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



これ、本当に、とんでもないことをソンハ私はしでかしましたよね!?(言い方)



福士彼に殺したい相手はお前。(のちに続く「以外で」)と言われ、絵文字通りの
><。
の顔をしたソンハ私…………





かわいさがカンストしてやがる………………ひゃくまんてんまんてん…………………………………




あまりにも不意打ちのかわいさすぎて、
筆者のマスクの下が大変なことになっていました。

かわいさのあまり世の中ではなく筆者が騒ぎ出すところでしたが、声を出さずにいられたのが本当に本当に偉いと思います。
さあ、褒めてください。拍手!




そんなこんなで(?)
弟ではなく、10歳くらいの子どもで計画を立てる二人。

いよいよ後戻りできなくなってきたところで、
ソンハ私が福士彼の胸に抱かれ、暗転…のあそこ、
相変わらず宗教画のような美しさではあります。が!

前回は暗転してもう少し余韻があったと思うのですが……サッサと去ってしまう福士彼に対してもはや怒りを覚え始めた筆者です。()




■パーフェクト不審者

ぴかぴかのスポーツカーと、
とびきりの爽やか(胡散臭さ)MAX笑顔をダシにしてターゲットをおびきよせる、
パーフェクト不審者☆福士彼!健在でしたね!!



「近くに、おいで」


ターゲットの手を引き、はけて行く直前で半音下がったのはあえてでしょうか。

とんでもなく不気味すぎて背筋が凍りました。(褒めています)



■ソーシャルディスタンスの大切さ

このご時世ですので、ソーシャルディスタンスの観点から世の中騒ぎ出す大事件でも今回は客席に降りてきません!!!!!!!!!!!!!


そういえば、盗みの後福士彼も客席降りダッシュがありませんでしたね。



前回はこのシーン、ソンハ私はリュックを背負いながら思いっきり客席に突っ込んで来ましたが……
やはり演出変わっていましたね。そらそうか!


演出が変わったからか、
はたまた別にそうではないのか、
歌い出しが前回からさらに呆然とした感じでしたね。
まだイマイチ実感が湧いていない感じ。



福士彼から犯行で使用したブツを渡され、
福士彼にこれから何をすべきか指示されながら、
ようやく頭が追いついてきて……な風に見えますが…いやあ、ソンハ私、ねえ………






「俺たちは超人であることを
証明したんだ、この手で」




と二人で歌っていますが、
果たして二人が指していることは同じなのでしょうかね。









………………………………………。










すみません、

脅迫状→眼鏡ソング→弁護士ごっこ→とにかくうちに帰ろうよお!→福士彼の熱い掌返し&死にたくnight(爆速ハイライト)

ここのテンポ感大好きすぎて、
ただただ楽しく圧倒されながら観ていてあまり覚えていません!!!(世の中騒ぎ出す告白)なので飛ばします!!


はい!一気にクライマックスいきます!!!
もう長すぎるんで!すみません!!!




眼鏡ソング2021 ver.最高でした………
筆者、眼鏡ソングが一番大好きです!





■僕の「もの」

二人の殺人鬼に下された判決は、死刑ではなかった。

刑務所に向かう護送車の中で明かされる、
ソンハ私の計画。

まさにその計画が、ソンハ私自らの種明かしによって完結しようとします。




何度でも言います。言わせてください。










リクリエイションさあ……………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





あの、あまりにも……あまりにも………リクリエイションでもう頭がついていかず……




彼と一生一緒にいるために。

犯行現場にわざと眼鏡を落とした。

全て計算。

死刑になったって構わなかった。

彼と一緒なら。



種明かしでの福士彼に対する
「まだわからないの?」


このセリフ、前回では
「(超人ではないけど天才ではある)君が、まだわからないの?」
という驚きを含んだような言い方でしたが、

今回はまだ理解できていない福士彼に対して吐き捨てるような言い方に驚きました。

福士彼を下に見ているようにもとれる言い方。




実際、

「僕こそが超人だって」

と、超人超人言っていた福士彼ではなく、
自分「こそ」が超人
とセリフとして言っていますが、

前回は福士彼を下に見る、というよりは、
ソンハ私にとってのかつての福士彼を取り戻すためのこの言い回しだったと思っています。


(※詳しくは過去記事→スリルミー。感想≠レポート的な。 - パンと梅干し
ご参照いただけますと幸いです!
簡単に書きますと、

久しぶりに再会した福士彼は、それまでソンハ私が知っている福士彼から変わってしまっていた
→それはニーチェの超人思想に毒されているからだ
→自分が超人でないことを福士彼にわからせれば、きっとかつての福士彼に戻るはず
→僕(ソンハ私)「こそ」が超人だ(福士彼は超人ではない))




「俺のこと見直したか。怖くなったか」

前回は慣れない感じで俺、って言ってみました感満載で、オドオドしながらでしたが。
福士彼に確かめるような言い方に。




そして、ようやく全てを理解し、
福士彼の完全降伏の言葉。
何もかも認め、諦め、精神が死んでしまった福士彼の。





「レイ。君を認めよう、全て思うがまま」


「だがこれから君は孤独だ、ひとり」










ソンハ私「いや!!!!(爆音)」







とんでもなく自信が溢れ出ているいや!でしたね…………………



みんな生きている中でこのくらい力強く「いや!」と言えたなら……と思わざるを得ないくらいの、
パワーに満ち溢れた「いや!」でした。





いやあ、ソンハ私の
「僕のものだ」の「もの」部分をすごく強調している歌い方や、
福士彼に対する否定「いや!」の力強い言い方
めっっっっっっちゃくちゃひっかかっています。



これまで福士彼、前回以上にソンハ私のこと見てない!ノールック福士彼だ!と筆者騒ぎ立てていましたが、
種明かしでのソンハ私の言動が、福士彼のこと所有物だと思っているように捉えられるというか…………


うーん、前回観ていてそうは思わなかったんですけど、今回は本当に福士彼を「もの」として捉えているように思えてしまって。


前回は
福士彼「と」「一生一緒にいる」ことがソンハ私の願望だったのが、


今回は
福士彼「を」「一生手元に置く」こと
だと思えて…ううん…………。









え、これが「資本主義の病」ってやつですか?????????????????(かつてないレベルのこじつけ)




うーん、とにかくかつてのニーチェに毒されていない福士彼を取り戻すために種明かしをしたソンハ私、という勝手ながらの筆者の仮説がどんがらがっしゃん!!ですよ!!!!!

筆者の考えもリクリエイションの必要が、あります!!!!!!!!!!!!!!





やー…成福ペア、本当に恐ろしい!でも本当に楽しい!!辛いけど!(泣)でも楽しい!!!(泣)



■思わずこぼれる

ついに仮釈放が認められたソンハ私。
解かれた手が掴んだもの。
それは、高校生の頃、あの公園で撮った、一枚の写真。



「待ってたよ」




この「待ってたよ」、

明らかに53歳のソンハ私でしたよね………!!!!???!??



前回は19歳のソンハ私として言っていましたよね!?!!?
冒頭の、久しぶりに福士彼と会うところからやり直そうとする19歳ソンハ私だと…筆者は思っていたのですが………





声色が53歳なの、なんで………………?????????????(リクリエイション!)



えっ、今の話なの!?53歳ソンハ私が、どうするっての!!??筆者は大混乱です。




からのボンバーマンソンハ私、
最後の最後でもとんでもないものぶん投げます。



「だから、スリルミー !」


「スリル・ミー」






ここ!!!!!!!!!!!!!!
ソンハ私ニヤッてしましたよね!!!??!!!!???

まさしく(暗黒微笑)しましたよね!!!??!!!!!!!!????!!??



前回はソンハ私が一生登れない階段(言い方)の先にいるファントム福士彼に必死に縋ろうとし、
最後客席側を振り向き、
驚き、怖れ、懇願、様々な感情がないまぜになった「スリル・ミー」だったと思うのですが。



今回は前回のような必死さが全く感じられず、
福士彼がいる方に歩み寄った後、
静かに客席側を見て



「スリル・ミー(暗黒微笑)」







…………………………………………………。










…………………………はい?(筆者混乱)





これはちょっと…いかんせんまだ初日しか観ていないので、
今後の公演でお二人がどう結末を持っていくかにもよるのですが…………

前回の最後の記事でも取り上げました、
「最後の『スリル・ミー』は何を表しているのか」
2021 ver.
も改めてしっかり考えられたらと思います。




とりあえず、初日観たままの感想、現時点でのふわっふわな考えを残させてください。





福士彼の写真を再び手にし、
53歳ソンハ私として発した「待ってたよ」


今回のソンハ私は、
19歳の頃からやり直すのではなく、
まさに今、現在のソンハ私のままで。




そして最後の「スリル・ミー」は。




いつの間にか消えてしまっていた福士彼を見つけ、


いつの間にか止まってしまっていた二人の永遠の時間の「続き」を、再び取り戻そうと。





仮釈放が認められ、
もう彼がいない刑務所から脱し、
自由を手に入れた先には。



これもまるでゲーム。
突然自分に何も言わず、
彼が大学を移ってしまったあの頃のように。

自分よりひと足はやく刑務所を出た彼を待つのではなく、
今度は私が探しに。

さながらかくれんぼでしょうか。




「見いつけた」と言わんばかりの。






そして、思わず笑みがこぼれる。







さあ、ここからまた、始めよう。



血で交わした契約書も、
二人に下された判決だって。





「永遠とは言わない、死ぬまでは」




「二人はずっと、99年」













「いや、離れられない」















お疲れさまでした……………………!!!!!!!!!!!!


2年経っても、リクリエイションになっても変わらないもの。
それは。




筆者の無理矢理すぎるまとまりのない記事の終わり方!!!!!!!!!!!!!


いやもうほんと…ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、
本当に本当にありがとうございます。
お疲れさまでございました。
ゆっくり目を休めてください……。



いやあ、同じ脚本、同じキャストなのに…

改めて「演技」でこうも変わるんだな、と。
二人の俳優さんの関係、掛け合いでこうも変わってしまうんだなと、改めて感じさせられました。


そしてピアニストさんね!
ピアニストさんも当然、お一人おひとり弾き方や表現の仕方も全然違って、
ピアニストさんが変われば、二人の俳優さんの歌い方や語り方、歌に入るまでの持っていき方も変わるわけで………………




ああ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
必要最低限の要素で創られたこの100分、
そのひとつひとつの要素がとんでもなく大きな力を持っていて、
休憩なしの100分に凝縮されているこの贅沢さ………………………これだよこれこれぇ………。


あまりに濃過ぎて、摂取した側からぐったりするものの、
次!早くまた観たい!というとんでもない禁断症状ループに陥ってしまうわけですね。


まさに果汁100%オレンジジュースとか飲むと、むしろさらに喉渇いちゃう的なアレです。そうです。





冒頭でも書きましたが、
お二人がリクリエイションで前回踏襲、ということはないだろう、と漠然とわかったつもりでいたものの。



やはり筆者なんかが想像出来うる範囲のことなんて、大きく超えた領域で創り上げ、提示されてきましたねえ……



これまで筆者がこうだと思う!こう考えます!
というものは過去記事にもアップしておりますが、
本当にそれはあくまで前回の時点では、ということに過ぎないのだなあと。

自分で自分の考えの枠組みに自らはまった状態で、
今回リクリエイション初日に臨んだことに反省です!!!!




でも、あれっ、違う!変わってる!え、じゃあ今回は…?
また新しい疑問点や、これまでとは違う考え方のきっかけを得られたのもとても嬉しいです。


どれだけ考えてもきっとこれが正解です!それ以外は違います!というのはないでしょうし、
本当に自分がどう受け止めて、
どう落とし込むのかだと勝手に思っています。


だからもし、筆者と全く違うわ〜!筆者何言ってんの!?って思われる方いらっしゃいましたら、
是非自分はこう思う!って仰っていただけるとすごく嬉しい!です!!
色んな方の、感じ方考え方が気になるなあ…!


特に2021 ver.で初めてスリルミーを、
成福ペアをご覧になった方が率直にどう感じられたのかがとっても気になります…!!



はー。こうしてまた二人に思い巡らせる日々が戻ってきましたねえ。

先ほども書きましたが、じっくり考えたいこと、書きたいこと沢山生まれました!
なんなら過去、一度考えて筆者なりにまとまっていることも、改めてリクリエイションされた今、もう一度考え直したいですねえ!言うだけタダ!



・何故私は種明かしをしたのか
・最後の「スリル・ミー」は何を表しているのか
・「99年」「永遠」の使い分け
・ソンハ私と福士彼のテーマ「資本主義の病」に基づいて観てみようキャンペーン



まだまだ、きっと他にも生まれます。

ひとつひとつ、じっっっっっっくり考えられたらなあ。

そしてまた自分なりに……まとめられたらなあ…………うん、言うだけタダなので………()





とにもかくにも、
無事にリクリエイション初日で成福の圧を全身で受け止め、
ヨロヨロになりながらも劇場を後にしようとしたら。


販売しているじゃありませんか!舞台写真!!!
(開演前にアクリルジオラマは買いました)


もはや意識朦朧としている中(大袈裟)物販列に並び、


「ああ…成河さんと福士さん全部…あっ、成河さんのは2つずつでお願いします…」




資本主義の病!(こら)



にしても、今回アクリルジオラマの名称が各ペア名でちょっと安心しました。




前回、放火ver.と殺人ver. という名称だったので………………!!!!!!!!!!!(あまりにも不穏すぎるグッズ名)(ちなみに放火ver.が松柿ペアで、殺人ver.が成福ペアでした!)



今回は3ペアだし放火・強盗・殺人かなとちょっと思っていたのは内緒です。





だいぶ長々と語ってしまいました!すみません。
いよいよちゃんと締めます。

ここまで読んでくださった方いらっしゃいましたら、本当にありがとうございます。
リクリエイションは始まったばかり!



もうご覧になった方も、これからの方も、




ハッピーリクリエイション!!!!!!イエーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!







はあ……………。

スリルミー。最後の「スリル・ミー」。(成福メイン。松柿も。)

松柿 成福
(僕たち友達)


朴さん落合さん
(さあ 君の手を)


「ほら」


千穐楽
(車のキーだ)


シアターウエス
(エンジンかけて)


ブリゼホール
(ハンドル持って)


芸術創造センター
(ドアを開けるよ)


「CD、いつなの?」
(家は、どこなの?)


皆さん ありがとう
(送ってあげよう)






ほら、歌ってみてください!
意外と良い語感ですよ!?(自画自賛)




どうもこんばんは。
2019年1月25日(金)名古屋公演を以って、「スリル・ミー」大千穐楽を迎えましたね。
本当に本当に本当に本当に、皆さまお疲れさまでした。そしてありがとうございました。


過去記事では「終わってほしくっっっ…なぁあ〜〜い!!!」感満載でお送りしておりましたが、いざナゴヤミーを観終わった後、ものすごく清々しい気分でした。

お酒がとても美味しかったです。完璧な夜を過ごせました。

途中からアクリルスタンドに話しかけたりするくらいには、テンションがクライマックスでございました。


いや、いつでも2018年12月14日(金)にカムバックしていただければと思ってるんですけどね!?



さてさて。
前置きも今回はほどほどに、設定したテーマについてと、あとは思い出をつらつら書いていこうと思っているのですが。


すみません、その前に一つ!











クライマックスの福士彼の「レイ」さあ………!!!!?!!?!!!!?!!???!??!???




名古屋に向かう新幹線内で書いた記事で、ちょうどクライマックスの福士彼の「レイ」について→スリルミー。ブリゼミー(成福ペア)感想と「レイ」。 - パンと梅干し
書きました。書いたんです…





東京千穐楽からそれまでと変わり、
さらに大阪でもまたちょっと変わり。



当然、大千穐楽ではどんな「レイ」が来るのか…!?とクライマックスまで泣きながらソワソワしていたら……







原点回帰〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


まさかの東京初日〜東京前楽のあの、上ずった優しい「レイ」に戻るとは……

大放心ですよ、これが現時点でのお二人の最終着地点なのですね、と………(大の字)




終演後、
とりあえず放心状態のまま、
とりあえず物販列に並び、
とりあえず成河さん福士さんの舞台写真全部と、
とりあえずアクリルスタンド(殺人ver.)を買い足しました。



いや〜、にしても本当に驚きました。

張り切って福士彼の「レイ」について書きま〜す☆(※ただし明確な着地点はない)ゴヤミーではどうなるかな〜!?と記事をあげていた筆者、
当初の「レイ」に戻すことはないだろう、と勝手に思い込んでいたので…



久しぶりにあの優しい声色の「レイ」を聞いて、筆者の涙腺は大崩壊でした。





どんな思いで、どんな気持ちで、福士彼はその言葉を発していたのでしょうか。

というか何で変えて、そして大千穐楽で戻した…?
きっと明かされることはないのでしょうが……気になる〜〜!!




この話はこのあたりにしておいて。



それでは本題に参ります。
今回はこちらのテーマで。つらつらと。





「演目最後のソンハ私の『スリル・ミー』は何を表しているのか」

です!



仮釈放が認められ、「自由」になった私。
34年前の所持品のうち、一枚の写真を見て。

あの頃の彼に想いを馳せて。



「待ってたよ」


「レイ」



「さあ いいか
僕たち 二人、共犯者」


しかし、彼が暗闇に飲み込まれ。
異変に気付いた私はすぐさま彼がいたはずのところへ駆け寄り、縋るように


「だから、スリル・ミー!」


そしておもむろに客席側に振り返り、
驚き、怯え、放心。
色々な感情がないまぜのような表情と声色で



「スリル・ミー」




\ジャーン!!/



…と終わるわけですが。
もうおなじみですね!
ソンハ私はだいぶ息が荒い感じがとても印象的です。



何故このテーマで、ソンハ私に限定したかというと。


松柿ペアは東京・大阪・名古屋で各1公演ずつ、計3公演の観劇。かつそれぞれ日にちが空いており…つまり毎回ほぼ初見のような感覚でして……



ただ。
名古屋大千穐楽公演での、松下私のラストの「スリル・ミー」は今までと違うことは筆者もわかりました。







「スリル・ミー」言った後に目線を上げる松下私に、筆者の涙腺大爆発………



松柿ペアについてはだいぶ駆け足感想記事を以前アップさせていただきました(過去記事参照→スリルミー。スリル大阪(松柿ペア)ミー。 - パンと梅干し)が、

筆者が観た限りでは、松下私が一連の流れを行なった理由として、
もちろん柿澤彼とずっと一緒にいたいという要望もありつつ、柿澤彼のことを思ってのことでは、と思っております。



最後の「スリル・ミー」では、ピンスポで抜かれた松下私の目線は、光差すその先を見ているようで、どこか清々しさも感じられるような。


そこに驚きや怯えといった感情ではなく、



柿澤彼の元へ向かう決意のようなものを筆者は感じまして…



となると、もはや


「待ってたよ」


も、柿澤彼が迎えに来てくれるのを、ってことなんじゃ…とも思えたり。



けれど、やっぱり彼はいじわるだから先に行ってしまう。
でも、二人は共犯者だから。

だから、松下私も柿澤彼を追って。
柿澤彼のもとへ。









…てな具合で、なんとなーく。
ふわっっっふわではありつつも、筆者の中ですとんと来ているので。



未だううん…?となっているソンハ私に絞って考えていけたらなと思っております。

そうです、この記事を書いている時点ではまだこれだ!というものはありません!!!(世の中騒ぎ出す告白)




今、読んでくださっている方の中には、自分の中でもう答えが出ている方もいらっしゃるかもしれません。
もしかしたら筆者と全然違う解釈かも。

みんな違ってみんないい精神でどうぞ、よろしくお願いいたします。










※以下、好き勝手書いておりますので、なんでも許せる方向けです。
あくまで本劇中で想像できる範疇で書いていますので、海外公演含め、実際の方々の背景や事件の真実と異なっていることを書いている可能性も存分にあります。あらかじめご了承ください。








■ソンハ私に見えている福士彼は


先ほども書きましたが、
紆余曲折あったものの(?)、名古屋大千穐楽での福士彼の「レイ」からして、
ソンハ私の「待ってたよ」高校生の頃の福士彼に対してであると考えます。


彼がすでに亡くなっているという状況下で、高校生の頃、あの公園で撮った、一枚の写真を見て


彼が亡くなってしまった今、形として残っている彼は写真の彼のみ。つまり高校生時代。

高校生時代は、まだニーチェに毒されていない、ソンハ私にとっての彼であり(過去記事参照→ スリルミー。感想≠レポート的な。 - パンと梅干し)、
演目冒頭、現在の私が語る「あの日、二人見た、夢のような、眩しく熱い記憶」の中の彼。



過去記事参照やら引用多発してるな!すみません!



取調室〜99年という、彼にとって暗黒タイムによって、だいぶぼろぼろのよれよれになってしまっていた福士彼も、
ラスト、舞台上に再び姿を現した時はとってもキレイキレイされております。
そらそーだ!高校生の頃だもんね!


再び形としての福士彼を手にし、まさか写真に向かってソンハ私が話しかけるという訳ではないでしょう


「レイ」と優しく呼びかける声は、確かにソンハ私には聞こえています。

というか、そもそも私にとってはそこに彼が見えているから、「待ってたよ」と言う訳で…


はい!ここで新たな疑問が生まれます。生まれました!次!



■「待ってたよ」?

そもそも、なんで「待ってたよ」なんでしょうか。


五度目の審議会を経て、ようやく私は仮釈放が認められました。

有り体もなく言ってしまえば、「おは~なし~します~」を最初から行っていれば、
もっと早くに仮釈放が認められた可能性もゼロではない
ですよね。


仮釈放され、所持品を返してもらい、一枚の写真を見るまでの一連の行為を踏まえると




状況としては私が待たせているという形になりません……??????




でも

「お待たせ」でも

「久しぶり」でも

「やっとまた会えた」とかでもなく、


「待ってたよ」



となると、この「待ってたよ」は別に今現在の話ではない、ということですよね。



じゃあいつなのか?







現在のソンハ私が「おは~なし~します~」で19歳のソンハ私にタイムリープし、
しばらく姿を消していた福士彼との再会シーンで。



「待ってたよ」









はいきたドーン!!!!!!!!!!!!

…ということで、良いんですよね…?(急に自信喪失)




演目冒頭では、あまりに待たされているソンハ私はウキウキバードウォッチンを満喫し、
もはや待ち合わせそっちのけで高速メモ芸を披露していましたが()、

きっと3時前後はそわそわしながら待っていたと思うんですよね。





それこそ、ラストの「待ってたよ」通り、
ジャケットのすそなんか持っちゃって、
もじもじしちゃって、
久しぶりに会える喜びではにかんじゃったりして。


ここのソンハ私の表情、本当に最高すぎますよね。
ソンハ私がずっとはにかんでいるような「スリル・ミー」を観てみたいですな…。
ちょっとどういう状況か筆者もわかりませんけど……




すみません。戻します。




つまり、「高校生の頃、あの公園で撮った、彼の写真」という、再び形として残っている福士彼を取り戻したことにより、
ソンハ私は演目冒頭、福士彼と再会するシーンからやり直そうとしているのではないでしょうか。




さっきラストのソンハ私に見えている福士彼は高校生の頃の福士彼って書いてたじゃん!
演目冒頭で再会した福士彼は大学院生じゃん!!


と思った方、



ごもっともです!!!筆者もそう思っております!!!!!!!!(彼ばりの熱い手のひら返し)



厳密に言うと、演目冒頭で再会してからソンハ私は、福士彼がニーチェにお熱で、ニーチェオフで忙しくて、超人思想に冒されていることを知ります。


ということは再会する前の時点では、福士彼の変わりっぷりを知らないことになります。
姿を消す前。ニーチェに毒されてしまう前の、福士彼。


ソンハ私は冒頭の再会する時点からやり直そうとしているのであれば、当然その時点で自分が知っている福士彼になります。


つまり、
高校生の頃の彼≒大学時代姿を消した彼≠再会後、ニーチェに毒されていると発覚した彼
なので、







…あれ、ややこしい!ややこしいですね!



もっと簡潔に説明すると、
ぶっちゃけ高校生の頃と大学時代姿を消した時の福士彼って、ソンハ私にとってそう変わらないんじゃ!?ということです。



あくまでニーチェに毒される前であれば、細かい時期は問わないというか。

うん、なかなか、というかだいぶん、筆者の都合の良いように解釈しまくっている自覚はあります。





まあ、そういうことです!!!!!!!



ラストのソンハ私にとって、
一枚の写真という形としての福士彼を取り戻し、
そこに写っている高校生の頃の彼はニーチェに毒される前なので、
演目冒頭の福士彼とニアリーイコールではないでしょうか、ということです。完!(終わらない)






■辿り着けない

ソンハ私は仮釈放され、形としての高校生の頃の福士彼を取り戻し、演目冒頭の福士彼との再会からやり直そうとします。



「待ってたよ」



「レイ」





「さあ いいか
僕たち 二人、共犯者」





あの、「さあ いいか」って、「さあ」で合ってますか??????

え、「Sir」とかだったりします……!!!!!?!!??



そう、筆者「さあ」か「Sir」か、それともどっちもなのかわからなくて、過去記事含めてこの部分文字におこしてないんですよね()



でも今回のテーマでは避けられないため、意を決して(大げさ)文字おこししました。

「さあ」でいきます!!!!!!!いくよ!!!!!!!!!!

もしも違ったらこっそり教えてください…






ここまでずっと福士彼と再会して冒頭からやり直す、と書いていますが、当然福士彼は存在していません。
でも、ソンハ私には見えています。そう、ファントム福士彼がね!!!





そして今現在のソンハ私は、当然ここまでの修羅を歩んできた、
まさに修羅ソンハ(修羅成河)(修羅●魔的な語感の良さ)です。



修羅ソンハ私と、ニーチェに毒されていないキレイキレイなファントム福士彼で。





よぉ~~~っし!!
僕たちの戦いは、これからだ!!☆

   ★成福先生の次回作に、ご期待ください———!!







となるはずがない!!!
だってファントム福士彼だもん!そら消えるよ!!!





福士彼が消えたことに気づいてからのソンハ私の息の荒れ方、
そしてソンハ私が決して上がることの許されないあの階段(言い方)までの駆け寄り方。



まるで本当に福士彼が存在していると思っていて、でも消えてしまったから。
状況が全く呑み込めなくて錯乱状態な感じです。





照明が消えてから、ソンハ私がハッ!として駆け寄りますよね。

舞台上の福士彼に当たっていた照明が消えたのは、素直に福士彼の命の終わりを表している、と捉えて良いのでしょうか。




それは、刑務所の中で他の受刑者に刺された時(肉体的な死)なのか、

護送車の中でソンハ私による種明かしを聞いた時(精神的な死 過去記事参照→スリルミー。2019箇条書きと挑戦。 - パンと梅干し)なのか、

はたまたニーチェに毒され、超人思想に冒されていることがわかった時(ソンハ私にとってのかつての福士彼の死)なのか。



どれか、というより全部?だったりする…?




ソンハ私は福士彼ともう一度最初からやり直す気マンマンなところ、福士彼がもうこの世にはいないよ!ファントム福士彼もいないよ!ってことなら、あの反応もわかります。


そもそも、ソンハ私の都合の良いように高校生の頃の福士彼を召喚したところで、現実の福士彼は心も体もとっくに死んでいるわけで


でもソンハ私は福士彼の肉体的な死は理解してはいるはずだし、ソンハ私にとってのかつての福士彼の死も理解しているはず。(だからこそ、ラストの種明かしで福士彼が超人でないことを知らしめました)



となると、ソンハ私にとって知らない、もしくは理解していない可能性があるのは福士彼の精神的な死







だとすれば、


「さあ いいか
僕たち 二人、共犯者」



とソンハ私が言ったところで、
福士彼は


いや、俺は君みたいな超人ではないんで…超人でない俺は君とは共犯者ではないんで……

状態なわけで…




ここでようやく、福士彼の精神の死をソンハ私が理解したなら。
(護送車の時点でソンハ私が福士彼の精神を殺したんですけどね……)






「だから、スリル・ミー!」


存在すると思っていた福士彼の精神すら、実はもうすでに亡くなっていた。
急いで彼のもとへ駆けよろうとしても決して辿り着くことは出来ません。


何故なら超人のソンハ私と超人でない福士彼とでは住む世界が違うから。





千穐楽前に、うっかりソンハ私が階段登りきって福士彼に辿り着いちゃったりして〜!とか話していたのは内緒です。







■スリル・ミー

いつまでも二人 永遠の時間

そう、信じてた


永遠なんてないんですよねえ…………(大の字)



そんなこんなで、ソンハ私が仮釈放を認められ、34年越しで福士彼とまた再会からやり直そうとしても。

福士彼はもういないので、ソンハ私がどれだけ必死に懇願しても叶えられることはありません。



そして客席側を向いて、驚き、怯え、放心のような。
「スリル・ミー」と呟くのは。







はい!!演出演出!!!!!!(思考回路ゼロのぶん投げスタイル)




…いや、さすがに筆者もそんなことはしませんよ…ええ…ちょっと待って…今考えてるから………思い出せない…!






まず何故客席を向くのか。

福士彼がいたはずのところから消えてしまったから、じゃあ反対の客席側にいると思ったのか。

福士彼が消えてしまったなら、じゃあ福士彼になりうる別の存在が客席側にいるのでは、と思ったのか。


普通に演出か。




くらいしか思い浮かばないんですけど…

うーん、一番目の福士彼移動説はないですよね、きっとね…

客席側をわざわざ向くことに明確な理由を付け加えるなら、現時点で筆者は二番目の福士彼の代替探している説くらいしか思い浮かばびません…
でもその後のセリフのテンションとうまく繋がらない気がするのでこれです!とも言えず…



となると、演出?



……………。




一旦振り返るのは、演出で進めます!!






はい!そんなこんなで、
いよいよテーマの筆者なりの答えを書いていきます。

「演目最後のソンハ私の『スリル・ミー』は何を表しているのか」



福士彼の精神すら亡くなっていたことをようやく理解したソンハ私。


それから急いで駆け寄ってももういない福士彼。


共犯関係はすでに終わってしまっているから。

これから先、どれだけソンハ私がやり直そうとしても、懇願しても、もう決して叶うことはない。永遠に。



その事実を理解してしまったソンハ私は。





ラストの「スリル・ミー」は福士彼の最期の置き土産に気付き、発せられた言葉ではないでしょうか。






絞首刑を免れ、刑務所に99年収容される判決を下されたソンハ私と福士彼。


実は警察に捕まるよう仕向けたのはソンハ私。

福士彼とずっと一緒にいるために。


護送車の中で、全てソンハ私の思い通りに福士彼を操り、かつ自分が超人であり、福士彼は超人でないことを知らしめて。



福士彼は種明かしを聞いてしまったことで精神は死に、住む世界が違うソンハ私を孤独だと遮断します



そう、ここです。
ソンハ私のルンルンっぷり、これからもずーっと僕たちの関係は続くよね☆というテンションは福士彼もわかっているはず。


でも、福士彼はそんな気分じゃないんだ…
状態のため、
わかっていても「孤独だ ひとり」と歌っていることから付き合う気はもうさらさらありません。





君とはもう共犯関係じゃない。


それに君が気付くのは、俺が亡くなってからだろう。






「他の囚人に刺されて死ぬようなことがなければ、やはり今でも…」


二人の関係は続いているという、ソンハ私の認識なんですよね。




でも、福士彼にとっては護送車の時点で終わっていて。
もはや福士彼が他の囚人に自分を殺すようお願いしていたのかも、とも思ってしまいます。というか、その可能性が高いんじゃ…





だから、どれだけ君が俺に「スリル・ミー」と懇願しても。


もう、君が望むものは俺は与えられない、与えないことを。最期に。






最後の「スリル・ミー」は。


全てを理解してしまった超人の、
決して届くことのない願いなのではないでしょうか。













おわり。








おっっっっっっっっっっ…つかれさまでございました…………!!!!!!!!!



筆者の頭爆発するかと思いました。

あれ、何書いてるんだっけ…?と何度思ったことか。

ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当に本当にありがとうございます。恐れ入ります。

この記事わかりづらすぎてストレス溜まったわ!といった苦情はお受けできかねますのでお許しください……



いやあ、本当は今回
「ソンハ私と福士彼の関係を一言で表すとしたら」
で書こうと思っていたんですけど…

初めて「スリル・ミー」を観た時からずっと考えていましたが、一向に思い浮かぶ言葉は自分の中でしっくりしなくて。

千穐楽まで観終わった今、お互いがお互いにとってどんな存在なのか等、改めて頭の中を整理しつつ…と思ったものの、

過去最高の見切り発車かつ未だにこれだ!という結論が出なかったので見送りとなりました!!(アウフヴィーダーゼン!)

見切り発車はいつものことか!すみません…



そんなこんなで。
あ〜〜スリルミー、本当に大千穐楽を迎えたんですよねえ。


名古屋公演も大阪公演同様、
舞台上手から私が現れると思い、始まるまでずっとガン見していたところ、

気付いたら思いっきり横に松下私がいたことにびっくりしたり
(またもやよくわからないところをずっとガン見していた人になってしまった筆者)


柿澤彼が血のついたナイフをパンツで吹かず、指で拭き取るスタイルに変わったり


ある回では、ソンハ私のウキウキバードウォッチン時にペンが無くてずっと手帳をガン見するという謎行動もあったり。


福士彼が契約書をタイプライターにセッティングする際、うっかり脅迫状の紙を机から落としてしまった時には
颯爽と流れる動きでソンハ私が拾い上げ、机にしまうファインプレーもあったり。



あ〜〜!!!!
2018年12月14日(金)に戻りっっっ…たぁあ〜〜い!!!!!!





スリルミーがきっかけでこのブログも始めたので、筆者にとって本当に思い入れが特に大きな作品になりました。
また、沢山の方に読んでいただけて本当に本当に感謝です。感謝しかないです。

色んな考えがあって、もちろん筆者と違う意見の方も沢山いらっしゃると思います。
そんな中で一つの考えを提示してみようかな、と思えるきっかけに出会えたのがスリルミー。



この作品に出演してくださって感謝です。
素敵な出会いを作ってくださって感謝感謝です。



先ほども書きましたが、答えは出ていないものの、スリルミーについて書きたいことはまだまだあります。気概はあり…ます……


今後またスリルミーのことも書くかもしれないし、書かない(書けない)かもしれないし。


また気が向いた時にでも、覗いていただけるととても嬉しいです。
おそらく成河さんご出演舞台の感想やら、あとは舞台映像問わず観たものの感想やらがメインになるかと。

スリルミーのおかげで2019年もとっても幸先良いスタートができました。
これからも楽しい観劇ライフを送れたらいいな!


ではでは。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!






ハンマーは、完璧だ!

※この後スタッフが美味しくいただきました。

スリルミー。ブリゼミー(成福ペア)感想と「レイ」。

さあ!お好み焼き 好きなように 食えばいい

大阪らしく 遠征記念 粉物で

うまいだろ? 大阪来た甲斐があるだろ!




お好ミー焼き!ひゃくまんてんまんて〜〜ん!!!


どうもおはようございます。
もはや1月25日(金)が来てほしくないと願っていた筆者です。

でも来てしまいました。名古屋行きの新幹線の中でこの記事書いています。
あれ、これって現実?

ゴヤミー、本当に楽しみだけど終わって欲しくないです。こわいんだ!泣きそうだ!



いやはや、ブリゼミーことスリルミー大阪公演、お疲れさまでした。


前回の松下さん柿澤さんペア感想記事(参照→スリルミー。スリル大阪(松柿ペア)ミー。 - パンと梅干し)、
沢山の方に読んでいただけたようでとても嬉しいです。ありがとうございます、恐れ入ります。


だいぶ駆け足かつ途中省略の勢いで書ききりました感満載だったので、
千穐楽公演後に…じっくり…ちゃんと…書けたらなと……

……大千穐楽か………(彼ばりの自分で自分を傷つけてしまうスタイル)


大阪では松柿ペアはマチネしか観ておりませんが、ソワレはまた違った雰囲気だったようで…
本当に観る回によって受ける印象が全然違う演目なんだなあと改めて思いました。


もう終盤なんだから今まで通りに、ということもなく。


常に私と彼について模索し、新しい提示をしてくださる出演者の方々には、本当にありがとうございますの気持ちでいっぱいです。
(その新しい提示で頭を抱えて泣いてため息ばっかりついちゃうんですけどね!)


…あれ!?ま、まだ終わってない!!!
まだ各ペア100分ずつ残ってる!!!!



いきなり「スリルミーお疲れさまでしたありがとうございました」記事感満載になってしまいましたが。まだ終わってない!
ここから!ここからです!




さて。

成河さん福士さんペアも大阪公演で色々…というか爆弾をいくつか投下されましたね…本当にね………


あまりにも衝撃が強すぎてもはや記憶がおぼろげという謎現象に見舞われている筆者ですが、下記ざっくりと書いていこうと思います。

さらにその下記にテーマを設定してつらつらと。現時点での思っていることとか。

ゴヤミーで大きく覆るかもだけどね!








※以下、盛大にネタバレです。また好き勝手書いておりますので、なんでも許せる方向けです。
あくまで本劇中で想像できる範疇で書いていますので、海外公演含め、実際の方々の背景や事件の真実と異なっていることを書いている可能性も存分にあります。あらかじめご了承ください。







■福士彼のうっかり独り言疑惑


あれは…そう。大阪マチネ公演のことです。


東京会場よりも高い天井から降ってきた一つの鞄を合図に、舞台奥から走ってくるソンハ私と福士彼。
盗み現場から急いで逃げてくるシーンです。

舞台下手から上手へ福士彼がダッシュ
残念ながら大阪公演ではこのシーンでの彼の客降りはなく、客席と物理的な距離があったものの、筆者は聞き逃しませんでした



福士彼が下手へ走ってきた際、



「はぁ、あ、こっちか、よいしょ」

と言いながら上手へ走って行ったのを!!!!!!!!!!!!!



東京千穐楽から約1週間経って、福士彼はどこへ向かえば良いか一瞬わからなくなってしまったのでしょうか



これ、マイク拾ってましたかね?他に聞こえた方いらっしゃいませんかね…!?
にわかには信じ難いかもですが、確かに聞こえたんです…俺を信じて……



少なくとも「よいしょ」的なことは確実に聞こえたので、おそらく演技ではないと思うんですよねえ。
(福士彼が「よいしょ」という人とは思えませんし…(偏見))


これ書こうか迷ったんですけど、
うん、かわいいから書いちゃいました。ほんのつかの間のほっこり福士彼。





■殺す相手は


「俺が一番ムカつく奴」

「………僕?」





「僕。……以外で」



あの〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!????!!?!!?



これもうほんと、度肝抜かされましたよね…
マチネの時点ではソンハ私のセリフに引っ張られただけの可能性も、と思っていましたが、ソワレでもやられてて



あっ、これ「よし、決まりだ」なのね……(大の字)



それまでずっと「お前。……以外で」だったのが、ここにきて、残り3公演というところでの変更。

本当に東京千穐楽からの約1週間、福士さんの身に何があったんだ…(言い方)

これまで言い慣れていたであろう「お前」ではなく、ソンハ私の返しを受けての「僕」に変更ってもう、もう……!!




ご祈祷の効果かなにかですか?(福士さんブログ参照)



福士彼の表情、言葉と言葉の間、全てを使って全力で煽ってる感じが素晴らしいですね。

福士さんが「やっぱりこのセリフは『僕』の方が良い」と思ってやられたのか、
成河さん等他の方が「変えてもいいかもね」と提案されたのか…

どなた発信だとしても、終盤でも一切「置きに行く」発想がない皆様に敬礼……!!


あとはなにより、
福士彼ボイスで「僕」という単語を聞けたことに最上級の感謝の気持ちです。福士さんありがとー!!!!!!!!






■なんでそんな顔するの


ここまで福士彼のことばかり書いてますね。
この後も福士彼のこと書いちゃうんですけどね!



取調室に連れてこられ、立場が危うくなったと察した福士彼の熱い手のひら返しソングでソンハ私を後ろから抱きしめた時、



ジャストタイミングで顔をくしゃくしゃにして涙を流すソンハ私、ひゃくまんてんまんてん……どころの騒ぎじゃない………




あのソンハ私の涙は、なぜ。


ペラッッッペラの福士彼の言葉に悲しくなったからなのか、

目を合わせて話す、抱きしめる、ソンハ私がずっとして欲しかったことをやっぱりソンハ私のためにはしてくれない福士彼自身に悲しくなったからなのか、

はたまたここまで来てやっぱり福士彼を道連れにすることに対しての葛藤からなのか…


予想通り、シナリオ通りではあっても、いざ警察と取引していることをちらつかせなければ、ソンハ私に対して謝ること(形だけですが)も何も無い福士彼


つまり福士彼はソンハ私のことを全く想っていない現実を改めて突きつけられてしまうわけで…



「僕たちの関係はそんなんじゃないだろ!」

倉庫ファイヤーの次の日の夜に、福士彼にとってソンハ私とはギブアンドテイクの関係であることを明確に突きつけられました。
なかば売り言葉に買い言葉で契約書を結び、ソンハ私もギブアンドテイクの関係を受け入れたものの。



「何を言ってるんだ、僕たちの…契約は」

犯行現場に落とした眼鏡がきっかけでソンハ私が警察に疑われ、福士彼はソンハ私のみに罪をなすりつけようとし、一方的に関係を終わらせようとします。
福士彼から提案してきた契約書を、彼自ら反故にする。



「血と血で交わした あの契約は
切れることはない、レイ」

それなのに、ここにきて福士彼が契約のことを持ち出す。
ああ、やっぱり、本当にギブアンドテイクの関係でしかなかった。



ソンハ私も「こう言えば彼はこうするんだろなあ」と客観的に自分と福士彼の関係もわかっているからこそ、
彼とずっと一緒にいる計画はシナリオ通りに順風満帆に進んでいる訳ではありますが、
何度も何度も自分にとって悲しい現実を突きつけられたらキツすぎますよねえ。

わかっててもつらいですよね。




「わかったよ。何でもしてあげるね」


惚れた弱み………………(強くなるんだ、レイ)




からの隣の部屋で福士彼がパニックに陥っているアフレイドなシーンで、
過去記事でソンハ私が薄く笑っていた時があった(参照→スリルミー。続き。 - パンと梅干し)、
と書きましたが

福士彼のアフレイ度が上昇するごとに、
ソンハ私も段々と息苦しそうな、顔をほんの少しずつ歪めていくようになって……もう………

筆者も一緒に顔を歪めてしまいます。(世の中騒ぎ出す突然の告白)




相変わらずまばたきは一切していませんけど。



それまで大体筆者が観た時は真顔か、ごくたまに薄笑いか、だった気がするのですが、
大阪公演ではわりとわかりやすく、少し辛そうな顔をされていたのが印象的でした。



音声のみで福士彼の状況をお楽しみ中のソンハ私ですが、
怖くて怖くて泣いちゃっている福士彼が可哀想でならない(今すぐ駆け寄って抱きしめてあげたい)とかなのかなんでしょうかねえ。


うーん、真顔や笑ってくれてたら「計画通り」感満載なんですけど、

辛そうな顔されるとやっぱり道連れにすることに対しての葛藤がまだあるのかなあ、とも思っちゃいます。ソンハ私には無さそうだと思ってたんですけど…!!!


もしも映像化でなく音源化の場合、このシーンでいうと私の表情がわからないのがちょっと切ないですね。(気が早い)(名古屋で告知待っています)




■レイ


クライマックスの、福士彼の最後のセリフ。



「レイ」



過去記事(参照→スリルミー。感想≠レポート的な。 - パンと梅干し)で、
それまでの呼びかけるような「レイ」から、東京千穐楽公演でその言葉を噛みしめるような、まっすぐな言い方に変えてきたと書きました。




大阪公演ではさらに物哀しさをプラス!!!!!!ちょっとまた変わってません!!!!?!!?!!!?
え、これもご祈祷効果なんですか!!!?!?!?!!?????



本当に、福士彼は単語で我々を弄ぶのがお上手ですね!!!!!!!!!!!!!!


「レイ」にしろ、「僕」にしろ、
あと忘れちゃいけないのが「ん?」ね!!!!!!!!


「だってそれが欲しいんだろ?」
「ん?」

の、「ん?」
ね!!!!!!!!!!!!!!!



「ん?」なんて一文字ですよ。
この一文字でどれだけの人が心惑わされてると思っているんですか。
どんなに重大なことか、福士彼はわかっているんでしょうか!?!?





■本題


はい。

つまりさっきまでが、前置きです!!!(前置きの概念を覆す長さ)


そうです。今回は、福士彼のラストの「レイ」についてフォーカスを当てていきたいと思います。


いかんせん音源も何もないので、完全にニュアンス勝負でふわっふわなテーマだとは思うのですが、あまりにも


東京初日〜東京前楽
東京千穐楽
大阪公演

とで言い方が明らかに違うのが筆者の中で気になりすぎているので、ちょっとナゴヤミー前に可能な限り。消化したいなあ、という願望です。
ちょっと違いがわからない、イメージできない、という方は筆者がマネするので呼んでください。()




■東京初日〜東京前楽


少し上ずった優しい声色で、呼びかけるような「レイ」でした。


その前のソンハ私の

「そして、一枚の写真。
高校生の頃、あの公園で撮った、彼の写真」


このセリフの流れからして、高校生時代の福士彼「レイ」だと思っています。

彼が亡くなってしまった今、形として残っている彼は写真の彼のみつまり高校生時代。

高校生時代は、まだニーチェに毒されていない、ソンハ私にとっての彼であり(過去記事参照→スリルミー。感想≠レポート的な。 - パンと梅干し)、
演目冒頭、現在の私が語る「あの日、二人見た、夢のような、眩しく熱い記憶」の中の彼。



でもふと思うのが、そもそもこの演目って語りべが私なわけで、

つまり私の都合の良いように恣意的な解釈がされていることも全然あり得るわけで、

でもそれは観客からしたらどの部分が私の手が加えられているかはわからないわけで、


つまりのつまり、あくまでセリフを以ってこう思う、こう考えられる、とは言えても何が正解かは誰もわからないわけで。
(そもそも何が正解かと区分すること自体がこの演目においてナンセンスだと思いますが)


筆者は「高校生時代の彼だと思う(キリッ)」とか言っちゃってますが、

この福士彼の「レイ」


福士彼が優しく呼びかけてくれるとしたらこんな感じ、というソンハ私の妄想の福士彼(こんな風に呼ばれたことないけど)


という可能性もなきにしもあらずなんですよね。




…………………………。




いや、それはあまりにも…!

それにそんな風に考えたらキリがないしね。
忘れてください…




■東京千穐楽


それまでと明らかに声色が変わりました。
呼びかける、というよりは噛みしめるような「レイ」に。

この「レイ」を聞いて、
二階に立っている福士彼(言い方)は、高校生時代の福士彼ではないんじゃ、と筆者は思いました。

じゃあいつの福士彼かって?



今でしょ!!!!!!!!!!!!!(頑張れ受験生)


正確に言えば
ソンハ私が超人であることを認めた福士彼

なんだけど…なんだけど、護送車で種明かしを聞いてない福士彼というか…いや意味わからないですよね、これから書きます…




取り調べ後合流し、福士彼に超人ではないと否定され、契約を反故にされ、見捨てられた、あの公園で。撮った彼の写真を見て。



きっと小さい頃から御用達の公園なんですよね。思い出もたくさんあるんでしょうね。

でもあの公園での最後の二人のやりとりは、
福士彼の「お前は、最低だ」


思い出の場所…………!!!!!!!(号泣)



そう、今まで「高校生の頃、あの公園で撮った、彼の写真」に対して
「高校生の頃、撮った、彼の写真」部分しか意識してなかったんですけど。

東京千穐楽での福士彼の言い方によって、「あの公園で撮った」部分ってすごく重要なんじゃ!?と思うようになりました。


あの公園で二人が別れた後、再会するのは取調室。以降、拘置所、護送車、刑務所こう並べると物騒すぎますね…


ソンハ私の計画通りではあるものの、あくまでこのルートは超人思想に囚われた福士彼に合わせての筋書き


別に福士彼が殺人をしようと言いださなければ、わざわざ絞首刑or一緒に刑務所エンドである必要はないんですよね。

ただ、福士彼が殺人をしようと言ったから。
ソンハ私は「じゃあわざと殺人がバレるようにして彼も道連れにしよっと!そしたら二人ずっと一緒にいられるじゃん!一緒に死んでもいいし!」となったわけで。


ソンハ私としては、超人思想から解放されたかつての彼とずっと一緒にいられればどこでも良いのでしょうが、

そりゃあ刑務所よりは今まで通り、いつもの生活の中で、一緒に弁護士の夢に向かって頑張ろう☆エンドの方が良いに決まって…ないですか………!!!!?!?あれ!?



であれば、最終的なエンディングの分岐点はあの公園であるはず。


ソンハ私は福士彼の出方によって今後どうするか、道連れルート以外も当然想定していたと思うんですよね。天才だし。


可能性はほぼゼロに近いですが、

「釈放されたんだし良かったな!お前は無事だ!まだ疑われているみたいだけど、また一緒に言い訳考えよう!」

と福士彼が言ってくれた場合のこと。


そう、東京千穐楽の福士彼の「レイ」こそが、この場合のエンディングの福士彼を表しているのではないでしょうか。


つまり、ソンハ私にとってこれこそ理想形のエンディングの福士彼。




「僕たち 二人共犯者」


あの公園で福士彼が契約を反故にしなかったら、当然契約はそのままだし、二人は対等な立場で永遠に結ばれているわけです。
(取調室でも契約は復活してましたが…)




釈放され、「高校生の頃、あの公園で撮った、彼の写真」を見ることで。

もう一度あの公園からやり直せた場合。

とはいえ福士彼はこの街を壊す気満々マンなので、どうにかして彼をニーチェの呪縛から解放させる必要はありますが。



高校生時代という過去の彼なんかじゃなくて。

99年、死ぬまでずっと刑務所エンドじゃなかった場合の、
ソンハ私にとって最高に都合の良い、これこそ正に妄想と言ってもいいのかもしれません。



「待ってたよ」


あの公園からやり直せて、

かつ超人思想から解放されていて、

でも契約は続いてずっと一緒という、


ifの今現在の福士彼。






そんなの幻想なんですけどね…………。





■大阪公演


ここまでいつも以上にトンデモ展開な文章書いているという自覚はあります()
すみません!ナゴヤミー前だから!泣きそうだ!!


大阪公演では、東京千穐楽からさらに若干ニュアンスが変わったというか、物哀しさがプラスされた「レイ」に感じました


なんて言えばいいのか、儚いというか、畏怖というか、「お前…どうした……」な少し困惑しているようなニュアンスにもとれるような。


護送車内での種明かしを聞いて、
「君を認めよう 全て思うがまま。
だがこれから君は孤独だ ひとり」

の感じ。

あそこまであからさまではないですが、要は引いてる


ソンハ私の超人っぷりに、完全に置いてけぼりになってしまっている状態の超人でない福士彼なのかなあ。











すいませんもうすぐ名古屋着くので締めます………!!


やっぱり尻切れとんぼ感!毎回ごめんなさい!
ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当に本当にありがとうございます。恐れ入ります。

トップオブ超展開文章で????と思った方もいらっしゃると思います。
なんなら筆者もそうです!!!!()


しれっと、本当にしれっと追記修正するかもしれないです…
いつも以上に思っていることをうまく言語化出来ていない自覚はあります…



いやはや…

本当についにきてしまいました。
各ペア残り100分ずつ。

大切に、大切に。
あの場に身を置けることをしっかり噛み締めながら。








ここはどこか

道に迷って


辿り着けば



禁じられた森だと、気付いた時は。




ゴヤミー!!!!!タノシミー!!!!!!!!!!!!!!!

スリルミー。スリル大阪(松柿ペア)ミー。

シャルウィ西へミー?

エス!レッツゴー西へミー!!




どうもこんばんは。
ただ今一人二次会絶賛開催中の筆者です。

東京大千穐楽を迎えて約1週間。大阪公演が始まりましたね。
池袋に通う日常が終わり切ない気持ちもあるものの、なんだかんだあっという間な気がします。

さて、本日19日(土)昼公演、松下さん柿澤さんペア公演を観劇いたしました。東京公演と合わせるとなんと、2回目!!

もはや常に初見の気分です。観劇した東京公演から間も空いていたし…


というわけで、真の初見と今回の大阪公演、ごちゃ混ぜではありますが…
ようやく!松下さん柿澤さんペアの感想をつらつらと書いていきたいと思います。


が。
松下さん柿澤さんペアは原点にして…な思い入れを持たれているファンの方も多いかと思います。

ただ、筆者は完全に成河さん福士さんペアで生まれ育ったため、
い、今更それ言う!?いやそれは違うわ!なとんちんかんちん●休さん的なことを書いていたりするかもしれません。


出来れば気にしない〜気にしない〜気にしない〜〜♪精神でお読みいただけますと幸いです。恐れ入ります。






※以下、盛大にネタバレです。また好き勝手書いておりますので、なんでも許せる方向けです。
あくまで本劇中で想像できる範疇で書いていますので、海外公演含め、実際の方々の背景や事件の真実と異なっていることを書いている可能性も存分にあります。あらかじめご了承ください。
また、それぞれのペアを比較しておりますが、決してどちらの方が良いとか悪いとかそういう意味は一切含んでおりません。

大阪公演の演出面のネタバレもあります!!







まず第一印象から。


松下私、すごくスラっとしてる……!!!彼と目線が同じ……!!!!!!!!!!!!(世の中が騒ぎ出す衝撃の事実)


ソンハ私しか知らない筆者、まずそこでとてつもなくびっくりです。舞台上にいる私が大きい…!!すごい!彼と同じ身長すごい!!


ね?新鮮でしょう?(何)



あと、彼のことを考えている感じがビシビシ伝わってきますね。
ソンハ私は僕が!僕も!僕だって!感が強いですが、松下私はもちろん自分の要望はあるものの彼のことを一番に考えているような…



そして柿澤彼、
ものすごく庇護欲をかきたてられる彼じゃないですか!!!???!?

登場時から目がウルウルしているのなんで!?もうすでに壊れそうな彼…硝子の少年時代感…破片が胸へと突き刺さる…


あと話し方がものすごく良い意味で淡々としていてリアルですね。
福士彼は演劇という枠内でのリアルな感じですが、柿澤彼は現実的なリアル。

まだ反抗期引きずっていて、家族のこと鬱陶しいと思いつつも、実家暮らしで結局親の力に頼っている反抗期ボーイ。


そう、とんでもなく個人的な話ですが筆者の弟に話し方がそっくりすぎて最初びっくりしました。普通に成人済ですけど。



■冒頭からクライマックス(筆者的に)


第一印象もほどほどに、
演目の感想などを…と思ったのですが!


本日の大阪公演、朴さんのピアノ演奏が始まり良きところでそろそろかな、と思って下手側通路にずっと視線を配っていたんですよ。
そうしたら…



普通に舞台上の上手から松下私が出てきているがな!!!!!!!!!!!!!!!


下手側に東京公演と同様の階段が設置されていたので、てっきり広くなっても演出が同じかと思いきや…


始まった途端、よくわからないところをガン見している変な人、と隣の方とかに思われていないか筆者は心配です。



話戻して。


松下私、本当に本当にちゃんと罪を悔いている感じが冒頭から出ていますね。あとちゃんと真面目に人の話をよく聞いている感じ。
なんでこの人がこんなことをしてしまったんだ…と思えたくらいです。


松下私だったら五回も仮釈放審議会やらなくていいでしょ!一回でいいよ!!()


いやだって、ソンハ私は冒頭から「ああ…ですよねやっちゃいますよね…」感満載ですから…(※筆者は成河さんのファンです)




そして現在から19歳の私へタイムリープ
松下私、キラキラしている…!!
にしてもため息が多いですねえ、松下私。悩みが尽きないもんな、柿澤彼のおかげでね。


待ち合わせ時間を大幅オーバーしてもまだ来ない柿澤彼にため息をついても、大好きな鳥を見て微笑み、静かにその様子を手帳に記しているのが爽やかです。


もはや彼との待ち合わせそっちのけで口を開けて高速でメモを取るソンハ私と全然違います。



からの柿澤彼。
やっぱり彼はスンッ…と登場しなければいけない掟でもあるのでしょうか。

でも第一印象で書いた通り、なんとも言えない泣きそうな顔して現れられて、筆者はすでに戸惑いしかありません。あれ…!?彼ってあれ……!!!??!


でもその後松下私に抜き足差し足で近づく柿澤彼、年相応な感じの、いたずらっ子のようでいいですね。


からの松下私のおニューのスーツをドヤる柿澤彼に対しての「大人っぽくなった」
双眼鏡で上から下まで見るの、反則すぎません………!!!!??!?!


なんなのこのかわいいやりとり…!!!
別に双眼鏡でまじまじと見られても特段嫌がる様子も見せない柿澤彼もさあ…!!!!!


さっきまで遠くの鳥を見ていたという倍率を踏まえると、もはや生地の網目まで見てるんじゃないか!?松下私!!!!?


成河さん福士さんペアに慣れきった筆者からしたら、この時点でなんかもう二人仲良しじゃん!お互いがお互いを見てるじゃん!コミュニケーションちゃんとできてるじゃん!!!ハッピーエンドだわ!と思ってしまいました。うっうっ…どうしてああなってしまったんだ…



あと松下私、うっかりマッチを忘れた柿澤彼にマッチ箱を差し出す際に、
ちゃんと1本箱から出した状態で渡すの、ホスピタリティに溢れすぎていませんか?


そして、柿澤彼もキス後にマッチ箱を投げる際に、
ちゃんと松下私が受け取れるように投げるの、ホスピタリティが…大渋滞だ……!!!!!



いちいち二人のやることや立ち居振る舞いだけで驚きの連続すぎて、すでにこの時点でわりと頭がパンクしそうです。




■火<<<<<私


あれっ、ホールミーターイじゃない…だと…!!!!!?????(過去記事参照→スリルミー。 - パンと梅干し)

し、身長同じくらいだしね…!



にしても、柿澤彼の火を見つめる眼差しがとても印象的ですね。本当に吸い込まれているような。


でも、松下私と柿澤彼が前後になって歌うシーン、
柿澤彼、火じゃなくて松下私思いっきり見てません…??????


初見時めちゃくちゃびっくりしたのを覚えています。明らかに福士彼と目線の高さが違うもの………


火を見つめる松下私が、綺麗だ…ってか?????ッカァー!!!



■「おやすみ」※起きてる


倉庫ファイヤーの次の日、サプライズで来ちゃった☆な松下私をほっといて「おやすみ」する柿澤彼、
全く目を瞑っていないのがもうたまりませんね。ひゃくまんてんまんて〜〜ん!!!!


…と思いきや、ほんとちょっとずつ瞬きで目を閉じる時間が長くなっているようで。いやすごい。


あと柿澤彼の「なんで?」がちゃんと「なんで?」なのがものすごく感動しました。
やっぱり大前提として、松下私と柿澤彼ってちゃんと会話のキャッチボールが出来ていると思います。というか彼が。ちゃんと私の言葉を受け止めて返しているような。

ソンハ私と福士彼は、ソンハ私はまだ福士彼の言葉を聞きはしますが、とはいえそれぞれの言いたいことを一方的にぶん投げている感満載なので…!!


血のサインのくだりで、ちゃんと指先から血をしぼり出している演技をしているのがすごく良いですね。
だって、指先を押さないとサイン出来ないくらいの傷口なら、本当にほんのちょっと切ったくらいですよね?


成河さん福士さんペア、きっと傷口ばっくりで血がダラダラレベルですよ。


でもその感心もつかの間、
柿澤彼が思いっきりパンツでナイフ拭いてるのが…もう…笑いこらえるのに必死でした……

汚すなよ、と松下私の指先を拭くよう指示してるのに、ナイフについた松下私の血は普通に自分のパンツで拭くの、何!?!?ww



■スリル!ミー!


大阪昼公演で、またさらにネックレスがちぎれました。
(過去記事参照→スリルミー。続き。 - パンと梅干し)


あと、彼の客降りダッシュがありませんでした。テンションが謎に高い柿澤彼が舞台上で走っていました。(言い方)


戦利品を足で蹴るの、本当にその場しのぎのスリルを楽しんでいるだけなんでしょうねえ。扱いが本当にぞんざいです。

ラクタばっかだ、とボヤいていますが、その行為自体が興奮する(していた、の方が正しいですかね)から別にいいのでしょう。

たださらなるスリルを求める柿澤彼は、自分の親のオフィスの金庫を提案します。


「金庫の暗号は…どうせ弟の誕生日だろ!」

福士彼は下手側の柱を腕でガァン!と殴ります。


が。

柿澤彼は自身の頭で下手側の柱をガァン!と殴ります。


柿澤彼の下手側の柱のもたれ方が、基本的に頭が重心になってて身体が離れているんですよね。だからかな。

にしても頭を思いっきり振って音が出る程度には柱にぶつけるの、中々ご自身も痛くないのでしょうか……下手側の柱だけでなく、柿澤さんの頭もちょっと心配です。たんこぶとか出来たりしないのかな。



あ、そうだ、松下私の「スリルミー!」の「ミー!」部分を強調する歌い方、すごく好きです(突然の告白)



■持ち物チェック


柿澤彼、殺人計画に必要な持ち物チェックめちゃくちゃ入念ですね。

「このロープ!俺が言ったのより細いじゃないか!」
「ハンマーは、完璧だ!」


めちゃくちゃ松下私に向かって言ってる……!!!!!!

福士彼は独り言のようにぶつくさ言っている感じだったので、一つ一つ全部ちゃんと私に対して言っているような柿澤彼の言い方に戸惑いしかありません。
殺人計画グッズの調達スキルに対しての彼からの総評的な。


(成河さん福士さんペアで初めてスリルミーを観た・慣れている方々は、私と彼がちゃんとキャッチボールできていること自体がもうびっくり仰天なのでは…ですよね……?)


一つ一つ確認したあと、再度指差し確認をしてこれまた一つ一つ確認しながらカバンにしまう柿澤彼の入念っぷり。
というか柿澤彼、指差しすごくやりがちですよね。

チャックまできちんと閉めた後(福士彼は閉めない)、ターゲットを彼は選定しに……



■偽りの君


「僕たち友達(思ってない)」

「いい名前だね(思ってない)」


やたらテンションは高い柿澤彼ですが(車のキーとターゲットと戯れる際の挙動があまりにも不審すぎて、正直肩の震えを我慢するのに必死でした…)
まるで言葉に心がこもってなさすぎて…

10歳程度の子供だから適当に言葉を並べればと思っているのでしょうかね。

大前提として怪しさマックスの不審者彼について行ってしまう子…ではありますが、
柿澤彼について行ってしまう子は尚更……な感じがあります。

車の中で様子を見ていた松下私はどう思っていたのでしょうね…




あ、ここは私客降りあるのね…!!!!!!

大阪公演では世の中が騒ぎ出すレベルでないと舞台上から降りてきてくれません。


ちなみに初見時、松下私がリュックを背負っていないことにとてつもなくびっくりしました。

スリルミー修験者の方々は、逆にちゃんとリュックを背負って来たソンハ私にびっくりだったようですが、いかんせんソンハ私しか知らなかった筆者は逆にリュックを背負わない私にびっくりです。


でも確かに、ものすごく慌てている時にとりあえず手に持って走る!はわかるし、
それでもソンハ私の急がなきゃいけないけど自分なりのルール(リュックはちゃんと背負うもの、という認識)に則ってマイペースに行動するのもわかります。

こういうバッグ一つの持ち方でも色んな解釈があるよなあ。



柿澤彼はとっても目がらんらんとしていますね。
完璧な夜を過ごそうと、松下私の手を引く時の表情が何とも言えません。



すみません、お酒がまわってきたので以降とばします。
ちゃんとした感想はまた改めて名古屋で出来ればと思うのですが、クライマックス部分だけあとちょっと、書かせてください。



■勝ったのは、僕だ


成河さん福士さんペアしか見たことないひよっこ中のひよっこの筆者ですが。

これまで書いたように、松下さん柿澤さんペアはちゃんと会話ひとつ取ってもキャッチボールが出来ていたように思えたというか、お互いがお互いのことをちゃんと想っているのではないのかなあと思いました。


ただ、何故松下私がわざと捕まるよう眼鏡を犯行現場に落としたのか。


もちろんそれは、柿澤彼とずっと一緒にいるため。刑務所だっていい。
一生彼の隣で生きていきたいという私の願いのため。
それが大前提にあるのはわかります。


でも、松下私の演技がそうさせているのか、
私の私利私欲のためだけに計画・動いたとはとても思えないような、そんな気がします。


筆者は、「これ以上柿澤彼が人としての道を踏み外さないため」にわざと眼鏡を落とし、犯行がバレるように仕向けたのではないかなと思っています。


成河さん福士さんペアについても、ソンハ私は超人モードではなくかつての彼に戻って欲しいという願いから、わざわざクライマックスに種明かしをしたのでは、と前回記事(参照→スリルミー。感想≠レポート的な。 - パンと梅干し)で書きました。

ただ、それはソンハ私の中の彼が、ニーチェに毒されて超人思想に囚われている彼ではなく、自分と一緒にいた頃の彼に戻って欲しいというエゴ。



松下私は、大前提としてそういう自分の知らない彼とかではなく、盗みも放火も悪いことだけども、本当にやってはならない人殺しをどうにかやめさせたかったから、ではないかなと思いました。

今回捕まっていなければ、彼はこの街を壊す気満々なのでどんどん他の人を殺そうとするでしょう。


私はもう彼に人殺しをして欲しくない。社会が許さないことをやらないでほしい。


松下私は自首したものの、本当に取調室中も、柿澤彼を道連れにして良かったのかと、自問自答してたのではと思います。
最後の最後までぐらついているような。
ソンハ私のような確固たる意志は、少なくとも筆者は感じませんでした。


むしろどうしようどうしよう、という葛藤があるのでは、と思ったくらいです。


でも、自分だけが捕まったとしても、もしかしたら彼は新たな私ポジションのパートナーとまた同じようなことをしでかすかもしれない。
血の契約だって私よりも先に誰かとやったみたいだし。


であれば、松下私は柿澤彼をも道連れにし、たとえ柿澤彼が松下私のことをどう思おうとも、これ以上人殺しをさせないようにわざと犯行がバレるように仕向け

かつ

「ほら、僕は君の一枚上手をいっているんだ。だからちゃんと僕の言うことを聞いて」

という意味合いで種明かしをしたのではないのかなと思っています。


結果的に、柿澤彼にはただ「松下私は自分と一緒にいたいからわざと眼鏡を落とした超人」という認識を与えたにすぎないと思いますが、

もしかしたら…もしかしたら…
松下私の溢れ出るお母さん感を鑑みても…
本当は彼のことを思ってなんじゃないかなあ、と思わずにはいられない

二人の関係性が垣間見えたような気がしたんです。








おわり。







あれ、これ文章として成り立っていますかね??????(そもそも論)

せっかくの初!松下さん柿澤さんペア記事なので張り切って書きたい気持ちはとても山々なのですが、
ちょっと一人二次会が捗りすぎたのと…
あと勝手に設けた今日中(19日中)にあげたいという筆者のノルマの都合上こんな感じに…(結果自業自得)


毎度のことながら、ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、誠にありがとうございます。恐れ入ります。

改めて松下さん柿澤さんペアのちゃんとした感想は、名古屋大千穐楽公演後にあげられれば…と思っております。


にしても、二回しか観劇していない松下さん柿澤さんペア公演ですが、毎回松下私の種明かしあたりで涙が止まりません。
なんなんでしょうね。
二回しか観ていないけれども、透けてみえるお二人のリアルの関係性もあるのでしょうかね。


いやあ、でも明日はいきなり泣いちゃうかもしれません。
筆者、今マンボウ並の危うさなので……

松下さん柿澤さんペアと演出が変わらなければ、舞台上上手からソンハ私が出てくるだけで多分泣きます。
ああ〜東京公演と違うじゃん!つらすぎる!!って…()


とにもかくにも、松下さん柿澤さん、大阪公演お疲れさまでした。
また約1週間後。名古屋で。いよいよスリルミー大千穐楽ですね。

そして成河さん福士さん、ちょうど1週間ぶりのスリルミー。明日はよろしくお願いいたします。
はああ。明日をわくわくしつつ、でも明日がずっと来なければいいのに、そうしたらわくわくも続くのに、とちょっと胸騒ぎもしつつ。




とりあえず今日はまごうことなき宴です。

アクリルジオラマ(放火ver.)も買いました。
アクリルジオラマ(放火ver.)&(殺人ver.)に見守られながら食べるたこ焼き!シャンパン!最高です!





西へミー!!明日もタノシミー!!!!!

スリルミー。感想≠レポート的な。

それは、


1ヶ月前に沢山持っていたはずのチケットの半券と、
小出しでどんどん増えるグッズ。


今ではどうなっているのか、
下手側の柱。
(詳しくは過去の記事ご参照下さい→スリルミー。続き。 - パンと梅干し)



そして一枚の写真。


初日終わり、戦利品を並べて撮った、一人二次会の写真。







筆者「酔ってたよ」




アクリルスタンド(殺人ver.)の立ち位置逆にセッティングしちゃってるもんな。



どうもこんばんは。
スリルミー東京公演でマイ千秋楽を迎えてしまい最大級に虚無の筆者です。
そうです、成河さん福士さんペア東京千秋楽公演です。スリル東京終わりミー!


時の流れは本当に残酷です。
スリルミー期間の1ヶ月が本当にあっという間すぎました。
そう、一瞬で19歳と53歳を行き来してしまう私のようなスピード感です。


とはいえ、この演目を創り上げ、観せる側にとってはものすごく大変ですよね。
気持ちの持っていき方とか、観せ方も。
きっと筆者なんかが想像もつかないくらい、ものすごくそれぞれが色々なことを考えて創られていたかと思います。

そう思うと、あの空間で、ダブルチームといえど1ヶ月も公演してくださって本当に感謝感謝です。

すでにマイ千秋楽を迎えられた方、
また松下さん柿澤さんペア東京大千秋楽をこれから迎えられる方、



ねえこれからどうしたらいいんですか!?!!!???!!?(必死)



次は大阪。その次は名古屋。終わり。え!?


ああ…筆者もどうにか私から技術を会得し、
2018年12月14日まで戻りたい…!!
時をかける筆者にっっっ…なりたぁあ〜〜い!!!!!!!!


ま、まあ終わりばかり意識しても良くないですよね…。
まずは東京マイ千秋楽の余韻に浸りたいと思います。
感想は追ってあげられたらいいな、と思うのですが、すみません一言だけ。



最後の福士彼の「レイ」、東京千秋楽にして言い方変えたのちょっと……!!!!待って…!!?!!?????!?


それまでちょっと上ずった優しい声色で、呼びかける感じの「レイ」でしたが、千秋楽ではその言葉を噛み締めるようにまっすぐ「レイ」と言ったのが印象的すぎました。
わかりますかね?伝わりますかね!?必要でしたら筆者がモノマネするので呼んでください。


とにかく、

福士彼、やっぱずっちーなぁ!!(号泣)




あ、あと!そう!
東京で一回だけ観劇できた松下さん柿澤さんペアの感想も、大阪・名古屋でも観るのでその時に初見感想と併せてあげたいと思ってます。

いや〜〜全然違って本当にびっくりしました。
同じ演目なのに、演じられる方でこうも印象や物語がガラッと変わるなんて…観れて本当に良かったなあ。


とにもかくにもまずは、

成河さん福士さん、東京公演お疲れさまでした。ありがとうございました。


いやあ、それにしても
成河さんちの恐竜は早速生まれ水揚げされ、第二の卵の守り神みたいな扱いですが、
福士さんちの恐竜はようやく半分程度殻を破ったものの、「スリルミー終わるまでは水中な!」宣言をされるという
中々扱いに差が出ていますね。

お二人の家の今後の恐竜事情も気になりつつ、大阪・名古屋公演も楽しみにしていたいと思います。


※成河さんちの守り神恐竜さん、ちょっとずつしわしわに…!?
福士さんの「スリルミー終わるまでは水中な!」は恐竜さんのことを想ってのことだったのでしょうか…。
まるで拷問のように書いてしまい大変申し訳ございませんでした…深くお詫び申し上げます…。



さて。
これまで演目の流れに沿って感想やここってこうなんじゃない?と書いていましたが、
今回はテーマを設定して何故そう思ったか云々を書いていきたいと思います。


そうです!筆者、レポートっぽいのが書きたいんだ!(ハードル上げ選手権優勝)


とはいえ文献がどうとか引用がどうとか全くありません。いつもの感じです。雰囲気、雰囲気。




※以下、盛大にネタバレです。また好き勝手書いておりますので、なんでも許せる方向けです。
また、あくまで本劇中で想像できる範疇で書いていますので、海外公演含め、実際の方々の背景や事件の真実と異なっていることを書いている可能性も存分にあります。あらかじめご了承ください。
成河さん福士さんペア公演を踏まえて書いていきます!!








前置きが長くなりました。
ということで、今回のテーマはこちらです。




「何故私は彼に種明かしをしたのか」


です。



私の父が雇った弁護士により、死刑を免れることが出来た二人。
刑務所行きの護送車の中で、おもむろに私が

自分の方が彼よりも一歩先にいたこと、

今回の殺人犯罪は彼と一緒にいるためという明確な理由を以って行っていたこと、

そして逮捕されるきっかけとなった眼鏡は、わざと落としたこと

を彼に明かしました。


つまり、

彼が殺人を計画・実行の時点で、私はわざと捕まるように仕向けていたという、種明かし。



大前提として、

衝撃のラスト!あなたは100分後、世界が震撼するスリルを味わうこと間違いなし!

的な演目の起承転結・演出面でとても重要なことはわかっています。



ただ、私と彼の今後の関係性を考えると。



どう考えても余計な一言どころの騒ぎじゃなくない!!!!!!!?????!?


「彼と一緒にいたかった」

その望みは、奇跡的に死刑を免れ、99年刑務所に収監される判決で叶いました。

ただ、私はその望みが叶うだけでは満足いかなかった。

この結末に持っていくために、自分が手ぐすねひいていたことをどうしても彼に伝えたかった。


「僕こそが超人だって」


僕「こそ」が。


それまで歌唱パート以外で私が「超人」という言葉を使うことはありません。
とはいえ彼が「俺たち超人が〜」と言っているのを何度も聞いており、
かつ私と彼はお互いのことを本当に理解できるのはお互いだけ、つまり彼だけでなく私も超人、というか同じレベルだという意識を持ってはいたでしょう。


しかしその後、
落とした眼鏡によって警察に容疑を疑われた際に、彼に「お前はもう超人じゃない」と言われてしまう。

以降、「僕こそが超人だ」まで、彼の口からも「超人」という言葉は出てきません。


そして、ここで初めて、私が「超人」という言葉を使いました。


僕「こそ」が、って、つまり「僕が真の超人」、さらに言い換えると


「君さ、僕のことは否定しておいて自分のことはまだ超人だと思ってるみたいだけど違くない!?!?君超人じゃなくない!?!?僕が超人だよ!!!僕こそ超人!!!!!(僕こそ音楽的な)」


ってことですよね?
だって、彼のことは超人だと思ってて、彼は否定したけど私だってちゃんと超人なんだもん><ってことなら 「僕こそが」って言わないですよね。
「僕も」、「僕だって」って言いますよね。


前回記事(彼の立場に立って観てみようキャンペーン→スリルミー。2019箇条書きと挑戦。 - パンと梅干し)で、


「レイ。君を認めよう。全て思うがまま。
だがこれから君は 孤独だ ひとり」


彼の私に対する完全降伏の言葉ですよね。
彼はこの先私を出し抜けることはないでしょう。なす術がないから、わかっていても、彼は私の手のひらの上で踊り続けなくてはならない。

君を認めよう=私が超人であることだとすれば、私と彼とでは立ち位置が異なる。

つまり彼の中で超人はただ一人、私だけ。
あの私の種明かしを聞いて、彼の中でもう超人じゃないと思ったのでは。


(やべっ、自分の記事引用しちゃった…)




そう、筆者としては、

最初は私の「僕の方が君の一歩先を行っていた」発言を聞いて「ああ!?」とイラついていたものの、

私の種明かしを一通り聞いた上で、さらに自分がとてつもなく恐れていた死に対しても価値と捉えられるスーパー私っぷりがないと超人じゃないとしたら、

彼は自分は超人じゃねえわ…むしろイかれてるし超人なんてごめんだわ…
って彼自身は思うと、筆者は思うんですよ。


だけど私は種明かし=彼に現実の全てを突きつけて理解させる前に、「僕こそが超人だ」と言う。


つまり、彼の言葉を借りれば
「お前はもう超人じゃない」
と彼に向かって言っているわけです。





むしろ、元々私は彼のことを超人だと思っていたのでしょうかね。



何も言わず彼が大学を移って以来、久しぶりに会ってみたらニーチェにお熱すぎてニーチェオフで忙しいと言われ。

「俺、超人って気付いたんだわ」って言い出すし。


ニーチェ?」「いつから哲学なんか」って私の言い方からしても、教養としては知識があったとしても、これまで特に熱を上げていた訳ではなさそうなことが伺えます。


以降特にツッコんだりもなくスルーしていますが、



超人て、え??君何言ってるの?????状態だったのかなあと思います。


確かに、私はお互い高次元レベルでお互いにとって唯一無二の存在だと思っているから、
彼が自分を「超人」という言葉でカテゴリするならじゃあ僕も超人…?ってことだよなあ、と超人と呼ばれることを受け入れた。


というか、久しぶりに会って顔色伺いまくり(その後速攻火が付くけど)(チャッカマンばり)の私が、
彼が楽しそうに俺今ニーチェにハマってるんだ〜って言ってるのをむげにできないよね。
そりゃ超人って言われたら、超人だわ!!!!!!うん!!僕たち超人!!!!



……と話を合わせてはいたけど。

彼がニーチェのいう超人超人とうるさくなってから(言い方)、それまでも放火や盗み等すでに社会が許さないことはやってはいたけど、空き巣、ついには殺人と彼のやりたいことがエスカレートしていってしまっているわけですよね。


からしたら、自分の前から姿を消している間にニーチェにハマったせいで、超人なんか言い出したせいで彼が変わってしまった、と思ってもおかしくありません。というかそうだし………


「僕たちの関係はそんなんじゃないだろ!」


空き倉庫を放火した翌日の晩、サプライズで彼の部屋に訪れ、ニーチェを読ませられた際に私が彼に言った言葉。

彼はどうあれ、私はずっとギブアンドテイクの関係ではなく、お互いがお互いちゃんと向き合った、気持ちのこもった関係だという認識です。でも違った。

前から違った、いやあえて考えないようにしていだだけかもしれませんが、そうではない。お互いの要求を満たすための関係、とここで明確に私に突きつけられます。



こうなってしまったのも、彼が自分は超人だなんて考えを持つようになってしまったからだ。


つまり、超人時の彼は私の知ってる彼じゃない。

つまりのつまり、私にとっての彼じゃない。




となると、どうにかして彼を超人モードから、私の知っている彼、かつての彼に戻さないと……!と思ったのかもしれません。


よし、彼は別に超人じゃないってことをわからせよう!!超人モードが解除されれば、きっと元の彼に戻る!


本気でそう思ったのか、頭が回ってしまう私は結末がわかってしまっていたのか定かではありませんが。

少なくとも、私が黙っていれば今の関係を保ったまま、刑務所暮らしができたと思います。


でも、私の望みであった

「彼と一緒にいたかった」


この彼は、今の超人モードの彼ではなく、私の中の彼

元の彼に戻ってくれたらと、僅かな望みにかけたのかもしれません。



だからこそ、「彼と一緒にいたかった」という99年物理的に一緒にいる願いは叶ったものの、より完全な願いをひゃくまんてんまんてん叶えるために、彼は超人でないことをわからせ、かつての彼に戻したかった。


だから、種明かしをすることで、
「僕レベルじゃないと超人って言わないんだよ☆」と言うことで、
彼は超人でないことを自覚させたかった。のではないてしょうか。



全ては瞳を潤ませながら、微笑みながら語っていた、

「あの日 二人見た 夢のような
眩しく熱い記憶」

に戻れることを願って。



結果的に彼自身、自分は超人でないことは理解したと思います。が。私が望んだ形だったのでしょうか。



「レイ。君を認めよう。全て思うがまま。
だがこれから君は 孤独だ ひとり」


いつからだったか、福士彼の「孤独だ ひとり」が、もはやソンハ私を哀れんでいるような、他人事のようにあざ笑っているような、そんな歌い方に変わりましたね。
とても強調するようになりました。


私の「僕こそが超人」宣言と種明かしにより、彼は自分は超人でないことは理解したものの、元々超人は超人同士の世界で生きるべき思想だったため、完全に住む世界がちげーや!状態になってしまい、


結果的に、もはや私が自分から彼の心を離してしまった。



彼が私の元に帰ってきてくれるかと思いきや、むしろ私が離れてしまった形。私は気付いているのでしょうか。


それとも、僅かな望みにすがったまま、気付いてないのでしょうか。いや、また気付かないふりをしていたのでしょうか。


いずれにしても。


「いや 離れられない」


「永遠とは言わない 死ぬまでは
二人はずっと 99年」


「永遠に


99年なんて期限付きで言わないで。

だって、君はもう超人じゃない。

僕の手で、元の君に戻したんだから。

元の君とはギブアンドテイクの関係なんかじゃない。

僕とずっと、ずっと一緒でしょう。



99年以上、


死ぬまでずっと、





永遠に。











おわり。






お疲れさまでございました…!


くれぐれも、レポート形式どこにいった?というお考えは破棄していただきますよう、お願いいたします。




いや〜〜、改めて奥が深すぎます。スリルミー。
観る人によって、というか演じる方々も含めて考えや解釈が様々なのが本当に…なかなかない演目ですよね。


ただ今恒例の一人二次会中にベロッッベロの状態でこの記事を書いているので、読みづらいところがあったら申し訳ございません。い、いつもかぁ!(泣)
後々こっそり修正しているかもしれません…すみません…


お酒がないと生きられない生活どうにかしたいです…(切実)



話を戻して、
まだまだ考えたい、言葉でちゃんとまとめたいテーマもあるので、まずは大阪公演までの間にゆっくりじっくり考えられたらいいな。


大阪・名古屋公演は東京公演と違い大きな劇場で、また今までと違った演出・印象になるのかな。
寂しい気持ちもあり、わくわくもあり。

それぞれのペアが創り出す、スリルミーの世界を大切に、大切に。没入させていただきます。



にしても、
冒頭でも触れましたが、やたら小出しで色んなグッズが増えましたよね。
現時点ではおそらく筆者含め皆様が一番望んでいるであろうCD音源化・映像化の告知等が全くないのは、スリルを味あわさせられてるんでしょうかね。


それとも、告知してないだけで再演が決まっているからまだパッケージ化はないよ!ってことですか……!?!!!???



今はまだ余韻に浸れていますが、しばらくしたら
「(スリルミーロスで)怖いんだ!泣きそうだ!!!とアフレイドしてしまうのでどうか、どうか、

公式様よろしくお願い申し上げます。(必死)





ではでは、
ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、恐れ入ります。ありがとうございました。
最後はおなじみ。



東京公演、ひゃくまんてんまんて〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!

スリルミー。2019箇条書きと挑戦。

年末は「あー今年も終わりか!色々あったなー☆来年はどんな年になるかな☆」
ととってもわくわくソワソワですが、
年が明けた瞬間から「いうて日付が変わっただけじゃん…寝よ寝よ」
と一気に虚無になる筆者です。こんばんは。


早いもので、スリル初めミーから今日まであっという間です。
金曜から今日まで正味300分くらいしか経ってない気がしますだって私3公演しか観てないし… (時空の歪み)


スリル初めミーから成河さん福士さんペア東京千秋楽まで、休演日除いて毎日池袋に出没いたします。が、なんだかんだあっという間なんだろうなあ。

そしてついに!ようやく!松下さん柿澤さんペアを明日観劇いたします!たのしみー!!


さて、スリル納めミーから約1週間経ち、スリル初めミー以降ちょくちょく変わった部分がありましたね。
覚えている限りではありますが、さらっと箇条書きでまとめておきたいと思います。
が、それだけでは味気なさすぎるので、
以降に本題、筆者の挑戦(大袈裟)を書かせていただきました。
毎度のことながらとても長いです。




※以下、盛大にネタバレです。また好き勝手書いておりますので、なんでも許せる方向けです。現時点では成河さん福士さんペアのみの観劇です。





【スリル初めミー(1月4日公演)】

屈強なソンハ私になったなと思いました。()

自己主張が強くなったと思います。
福士彼とソンハ私の最初の立ち位置が、前よりも対等に近づいたというか。

対して福士彼は、年相応感が増したかなあと。
もちろん、PERFECT 彼は健在ですが、簡単に言えば表情・感情表現が豊かになったかなと。


「待って!メガネがないと!」
かつてないほどに強調して言うようになりましたね。


契約書のくだりで
ソンハ私「今度は僕の番だ」
福士彼、どうぞと右手をソンハ私の方に差し出すように!なにこれ!?


福士彼「あとは適当に続けて、それっぽく」
ソンハ私「契約法の勉強に役立つね!」
福士彼「さっさと打て」
ソンハ私、ハァ、とあからさまに肩をすくめてタイプライターを打つように


「いつまでも二人 永遠の時間 そう信じてた」
ここでツツ…と綺麗に右目から涙を流すソンハ私、
ひゃくまんてんまんてんどころの騒ぎじゃない…………



「俺を怖がらせたいんだろ!」
うっかり一人称が俺に。ラスト以外で俺と言われるととっても違和感ですね!


「一緒にいて…」
随分直球なおねだり!タイミングの問題?
→タイミングの問題でしたね。5日以降は「一緒にいてくれたらいいのに…」に戻ってました。


【1月5日公演】


脅迫状の調子がわるい。
なかなかタイプライターにうまく差し込めず紙の反対側から差し込んだ福士彼。


福士彼「怖いんだ!こわっ…怖くて震える〜」
とてつもなく怖がり泣きわめき度がグンと上がりました。


ラストの供述で涙のソンハ私。
最後の最後まで泣いていました。
彼に縋り付こうとする「だから!スリールミー!!!」必死度アップ。


【1月6日公演】


5日から、「スリル・ミー」
ソンハ私「さあ壊してくれもっと強くもっとお願い!スリルミー!」
歌うようになりましたね。それまでセリフっぽく喚いていましたが。


殺人計画を立てるあたりから、福士彼の雰囲気の退廃感がすごい。
子供を殺し、身代金を要求しようと提案する際、福士彼がソンハ私の顔を両手で包むように…えっ…


福士彼のアフレイドが尋常じゃなくアフレイドです。 筆者が泣きました(謎報告)


「99年」
「永遠に」
のソンハ私の歌い出しの前にものすごくわかりやすく微笑むように



【最近思ったことと筆者の挑戦】


まず、前回のスリルミー感想記事につきまして、まさかの

観劇前〜冒頭スリルミー。 - パンと梅干し
冒頭〜ラストまでスリルミー。続き。 - パンと梅干し

と、2つあわせて大分長いものになってしまいましたが、沢山の方に読んで頂けてとても嬉しいです。
本当にありがとうございます。

好き勝手書かせていただきましたが、演目自体はとてもセンシティブな内容のため、ちょくちょく表現は配慮させていただいたつもりです。一応…一応…


あの感想は舞台上で起こっている事柄をメインに書き起こしたものでしたが、
自分でも記事を見返したり、観劇中にふと思ったりすると、
この「スリル・ミー」という演目を、私に寄り添った視点で観ているなあということに気づきました。


もちろん、初見時はほぼ事前知識ゼロで臨んだため、私の種明かしに彼同様とてつもなく驚きました。
が、2回目以降は私側になって観ているなあと。


元々成河さんがご出演される!とのことで足を運んだため、私ばかり気にしがちなのかもしれません。
…いや、感想でも福士さんのこと沢山書いてたわ…気にしちゃってたわ…PERFECT 彼だもん…

舞台装置も洗練された簡素なものだし、出演者も二人+ピアノ演奏者だけなのに目が足りないですよね。目、八個くらい欲しいですよね。



冗談はさておき、
劇中での私と彼の描かれ方としても、元々私の方に感情移入しやすいのかもしれません。
そもそも語りべが私ですし。私から見たお話ですよね。ね??

あれ、大前提として
「いやいや、私とか結局超人だし彼の方が感情移入しやすいわ!」
という方のほうが圧倒的に多かったらどうしよ。
まあいっか!筆者は私の方に感情移入するタイプです。


せっかく(ようやく?)このことに気づけたので、
とことん彼の立場に立って観てみようキャンペーンを実施しました。

はい、これが挑戦です。
気分は福士彼の背後霊です。

途中何度も「ああ…ソンハ私、ごめんよお…」と泣きそうになりました。つ、つらい!!






※あくまで劇中で想像できる範疇で書いていますので、実際の方々の背景や事件の真実と異なっていることを書いている可能性も存分にあります。あらかじめご了承ください。
今回は最初から最後までこの記事で完結させます!長いです!





■ゲームの終わり、そして始まり


「前にもそんなことがあった。
私は、壊れた舟のように取り残されて、
だけど彼はそれを見て意地悪く微笑む。
それがゲームだったのです。」


久しぶりに私と会う約束をし、待ち合わせ時間にだいぶ遅れて来てみれば、普通にバードウォッチングを楽しんでいる私。
彼に気付く様子もなく。

背後からいきなり羽交い締めでソンハ私よりはサプライズスキルがある福士彼。


「何が面白い鳥なんか見て」


待ち合わせ時間も、きっと彼が私の予定なんかお構いなしに設定したんでしょうね。
にも関わらずだいぶ遅れて来る。
これもきっとわざとなんだろうな。

久しぶりに連絡が来たかと思えば、もしかしたら来ないかも、というスリルを私に味合わせる。
だいぶ遅れて来るまでが今回のゲーム。


絶対ないと思いますが、もしも私が帰ってしまっていたら、という考えは彼にはないんですよね。そういう意味では私に対して絶大な信頼があるんですよねえ。



そもそも、
なんで彼はまた私のもとに現れたんでしょうか??

これもゲームです、っていうのはわかりました。(何)


ソンハ私「どうして大学を移ったの」
福士彼「お前のような天才ならそれくらいわかるだろ」
ソンハ私(コクン)



筆者「やばい全然わからん…!!!!!」



冒頭中の冒頭で彼の立場に立ってみようキャンペーン存続の危機。

え、ゲームがしたかったとかそういうこと??私にいじわるしたかったとかでいいの??あれ違う???


…えっと、とにかく。
彼はわざわざおニューの良いスーツ(一張羅!?)を見せびらかし、
「俺は友達も沢山いるしニーチェオフで忙しいんだアウフヴィーダーゼン!」
と言いに来ただけなんでしょうか。

言いに来ただけ、と書きましたが、言葉だけ拾えばこれっていよいよ私との決別を突き付けに来たことになりますよね。


でも全く喰い下がらない私の必死の説得により、

「冗談だろ。でもまあいい、今夜は予定を変えてお前に付き合う」

フレキシブルさを見せつける彼。
やっぱり人気者ってフレキシブルですよねえ!見習いたいものです。


あれだけさっきまで今の生活リア充だぜアピールしておいて、あっさり私の説得で予定変更。
本当はここまでが彼にとってゲームだったのかも。


突然大学を移る。(私とのゲームの始まり)

移った先でニーチェと出会う

ニーチェのいう超人に、俺はなる!願望がふつふつ

でもニーチェオフに彼のお眼鏡にかなう人はいない(一緒に彼が本当にやりたいことをやってくれる人がいなさそう)

そろそろ私のもとに姿を現わすか。手っ取り早く手伝ってもらうために焚き付けてやろう(ゲーム終わり)


ここまでが今回のゲームの彼のプランなのでは。

にしても、彼にとって想定通りの反応をしてくれる私、何て素晴らしいパートナーなんでしょう。都合の良い操り人形でしょうか。

私の扱いは完全にわかってる。思い通りに動かせる。



前回の記事で、わざわざ彼は今夜の約束(放火)で私の同意をすでに得ているのに、何故キスをするのだろう、と書きました。


飴と鞭?
彼なりの放火に付き合ってもらう報酬?思いやり?
万が一私がやっぱりやめようと言う可能性を踏まえて?


私のことを思ってのことならやっぱりなんだかんだ彼優しいじゃん!ってなるのですが、
であればそもそもこんなゲームする!?
そこに、愛はあるんか!?


メタ的論理になってしまいますが、観客に向けた動きなのかなと思います。


彼の思惑云々じゃなく、私と彼の立場関係を明確に冒頭で印象付けるための。

ここまで、私の歌やらマッチを彼に言われる前に差し出す動作で、私が彼のことをよくわかっていることは観客にも明確です。
でも私と同様、彼も私のことを一番わかっている。


せっかく久しぶりに会えたのに福士彼はそっけないし、どこにも出掛けたり遊んだりすることもなく、結局今夜の放火の連絡事項伝えに来ただけじゃん、と嬉しさMAXから一気に奈落に叩き落とされたソンハ私の声色から、瞬時に察して深いキス

驚き、からの事態を把握してソンハ私から求めようとするまでの間は、中々激しいキスを福士彼はしています。


「これで満足か?」


私が何をされたら一番嬉しくて喜ぶか俺はわかってる。これ(肉体的な繋がり)なんだろう。だからほら、やってやったぞ。


っていう彼が私のことを理解してるんだぞっていうのを、観客に明確に理解させる!ため!なんじゃないでしょうか!?(力技)



…すいません。前途多難感が否めなさすぎますが、一旦次進めます。



■「綺麗だ」

面倒な事前準備も、実際にガソリンを撒いて火を大きくさせるのも全部私にやらせる。

彼は、冒頭のマッチの火を眺めるのもそうですが、ただ火を眺めたいだけな節がありますよね。火。破壊と浄化?
ニーチェに感化される前から放火していますし。


あと、学校の資料室、牛小屋、今回の空き倉庫。建物を燃やすという、「普通」ならやらないことをやる。やった。
凡人ではやらないことを俺はやっている。


その事実だけで満足なんですよね。現時点では。
計画犯が彼で、実行犯が私。


燃やしちゃいけない場所を燃やしてやった、その事実と目の前の真っ赤に燃え上がる炎で満足なので、
万が一バレた時は容赦なく私に罪をなすりつける気マンマンなんだと思います。
ずるい男だな……


目の前の炎がとっても綺麗(彼比)なので大満足の彼は、これまた私を名前で呼んであげるボーナスをしてあげます。
み、見せつけられてる〜!


「それが欲しいんだろ。でも相変わらず昔のレイのままだ。幼い」


隙あらばマウントを取ろうとする男、それが彼!


からのソンハ私を後ろからホールミーターイ福士彼は本当に意味がわかりません。()
ただただ胸がときめくだけです。

はぁ〜あ!男ゴコロって、むずかし!☆(大の字)


なんだかんだ彼から肉体的アプローチをかけることが多いですよね。

冒頭のキスも、ホールミーターイも、デュエット時の「慰めてくれ〜る〜♪」でも。(思いっきりソンハ私の両腕ギュッと潰してますよね(言い方))

完全に私を振り回しまくる彼。彼は猫か?ソンハ私はとっとこハ●太郎だもんな。トムとジ●リーか?仲良くケンカしなか?

そんなかわいいもんじゃないか!(結論)


ほんと、こうしときゃあ喜ぶだろ、黙るだろと思ってやっておく感がビシビシでやっぱり私が切ない……!!!


結局倉庫ファイヤーで大満足の彼はそのまま帰宅しちゃうんですもんね。次の日特に私に連絡してあげるわけでもなく。

二人のデュエットもすごく盛り上がっていたのに、歌い終わったところで一気に照明が絞られるのが印象的です。
サッサとはけてしまう彼と、取り残された私…
も、もう私目線で見ていいかな…!?(早い)



■お前がいなきゃだめなんだ


読書中、ふと気付くと目の前にははにかみながら立っているソンハ私。

時と場合によっては、確かに仲が良くてもイラっとするシチュエーションではある。


弟と結託してのサプライズならなおさら彼にとってイラっときますよね。
本当は追い出したいけど、弟を出されちゃたまったもんじゃない。だから仕方なく泊める。

ソンハ私の「弟に頼んでみる!」がものすごく当てつけ感が増しましたね。さすが、彼のこと一番わかってるだけあるぅ〜!


弟に頼まれて、弟が彼もしくは親に私が泊まって良いか直接交渉されるのが嫌ってことなんでしょうか。家族だけど極力関わりを持ちたくないというか。


何で私が突然来たかというと、昨日の放火がバレないかビクビクしている。
彼にとっては最高で完璧な夜なので今更何言ってるんだ的な面倒くささが、惜しげもなく声色から滲み出ています。
思わず舌打ちしちゃうよね。


昨日の出来事も、ニーチェのいう超人には必要なステップ。高貴な理想を追い求めるんだ!


結局彼は私との関係をそれぞれの要望を満たすためのパートナーという認識でしかないため、私が指す関係では納得がいかない。
それだと自分が損。


だからこそ、あえて突き放す発言をすれば、私は彼に縋ろうとする。


ソンハ私「と、止めようとしているわけじゃないよ!」
福士彼「お前がいなきゃだめなんだ」


福士彼「お前がいなきゃだめなんだ」(ダメ押し)


自分の欲望のためなら、彼もなんでもするタイプですよね。
プライドがただ高い人なら、こんなこと絶対言えなくないですか?
全く思ってなさそうとはいえ、めちゃくちゃふてぶてしく言ってるとはいえ、私に依存していることを惜しげもなく言っちゃいます


当然私は揺らぎます。


でも中々私も折れてくれない。そう察した彼は私を非難する方向にシフト。
ほんと、とことんずるいな彼!?どんどん私を追い込む!


「自分だけいい子になって逃げる 裏切りだ」


いや、私は完全に彼の巻き込まれ事故だけど……


彼、彼がやりたいことって、本当に私がいないときっと何にもできないんでしょうね。
放火だって別に一人でできるじゃん。

でも、一人だと準備が面倒。バレた時自分が捕まったら嫌。自分だけが悪者になりたくない。そして、勇気がない。

こう比喩して良いのかわからないですけど、
まるで一人でおトイレに行けない子供みたいですよね。連れションじゃないと無理系男子、彼。誰かが一緒じゃないと何もできない系。


そこで彼は私にとってもちゃんと旨みのある、契約書を提案。ナイスアイデア
これには私も乗ります。

提案しておいて結局私に書かせますが、自分の要望を伝えた後、

ソンハ私「今度は僕の番だ!」


どうぞ、と手を差し出すようになった福士彼……(号泣)
え、何、ここにきて思いやりの精神!?どうぞ、って、なんぞ!?(大混乱)


スリル初めミーでやりだしてびっくりしました。スリル納めミーから何の心境の変化でしょうか。


いずれにしても、圧倒的感謝です。福士さん、ありがとうございます…!



しかも完成した契約書をソンハ私から受け取り目を通した後、

ソンハ私を見てまるでディ●ニー映画に出てくるメンズのようにいたずらっぽく笑うの、反則じゃないですか??????
(片眉あげてニヤッとする感じです)


ひゃくまんてんまんてん…………(お約束)



さて、いよいよ彼が私の地雷を踏み抜くシーンです。


筆者はこの演目の結末はこのシーンがそもそものきっかけだと思っております。
そう、血のサインのくだりです。


この契約書は絶対破ることは出来ないもの。
そのために、お互いの血でサインをする。

至極真面目に言っているのに、私は
「インディアンじゃあるまいし」
と空気の読めないことは言うわ、ちょっと指先切るだけなのにいちいちビクビクして鬱陶しい。

「僕だけじゃないよね?」
「ああ、でも自分でやるから大丈夫。
前にもやったことがある」


ハイ!今です!今踏み抜きました!
ここから彼が私の蟻地獄に飲み込まれる物語!!アクション!!!!


やっぱり何度聞いても福士彼の「前にもやったことがある」は、
「私はあんなにビクビクしてたけど俺はやったことがあるから全然怖くないぜ!へっちゃらだぜ!」
としか捉えられないんですよね。

初日はちょっと勇気を出して、覚悟を決めてフンっと指先を切る感じでしたが、それ以降はスンッ…と本当にへっちゃらな感じで指先を切っています。

だから、「私ではない誰かとすでにやったことあるぜ」ということを特に言いたかったわけではないのかな、と筆者は思っています。


でも、私は違う。指先を自分で切ったことあるかどうかなんてどうでも良くて。
彼が自分ではない誰かと血の契約をした。その事実が深く突き刺さる。


冒頭に戻って、再び彼が私の前に姿を現したきっかけとして、
彼が私ではない別の誰かと血の契約を結んでみるほどの仲になったけど、結局私ばりの働きをしてくれなかったからか、
その誰かが彼についていけなかったから見捨てて、やっぱり私じゃないとだめだわ☆
と思ったから、だったりするのかも。


自分の要望を満たす契約書が出来てルンルンな福士彼は、ソンハ私の様子の変化も気付きません。

まあ、その…とりあえず二人、完全な絆で結ばれて、良かったね!!(投げやり)


ルンルンで作って血でサインまでした契約書をなかなか力強くパァンと弾く福士彼、
いつか契約書に穴を開けないかちょっと心配です。




■渇き


すっかり空き巣常習犯になった私と彼。
スリリングな脱走劇直後はとても興奮した様子ですが、戦利品確認でやっぱり謎ラインナップすぎてスンッ…とする彼。

いや、自分で詰め込んだんでしょ…


結局目ぼしいものといえばライターくらい。
虚無になりつつある彼のことは御構いなしに、私がちょっかいを出してきます。


「抱きしめて欲しい」


ソンハ私が切なそうに言っても、完全にそんな気分じゃない福士彼はとっとと次のスリルの約束を取り付けたい様子。


手っ取り早く思いついたのが、親父のオフィスの金庫。そうじゃん、嫌がらせしてやろう。どうせチョロいだろ。だって金庫の番号は……!!

このシーン、ソンハ私が歌い出すとどうしてもソンハ私を中心に観てしまっていました。福士彼はチラ見くらい。
キャンペーンにより福士彼をガン見してみたら、冒頭から中々にヤバそうな顔してますね。


そんな顔するくらい精神が保ってられないなら、提案しなければいいのに…!!苦しいね、福士彼も苦しい。

この苦しみを紛らわすために、忘れるために、より緊張感のあるスリルを求めているのかもしれないですね。ずっと心が渇いてしまっている。


もうソンハ私を抱きしめるとか、そういう行為をするとかそんな気分じゃないのは福士彼の様子から明白ですね。うん、もう寝たほうがいいよ!()


でもソンハ私だって福士彼のリスクが高すぎる要望にずっと協力してきたし、契約書を結んだから主張する権利はある。
当然ソンハ私は契約書をつきつけます。


完全に福士彼はぐぬぬ…」状態。

でもここでソンハ私に契約を反故されたら困る。仕方ないので全く気は乗ってないけどまあ形だけ済ませればええやろ感ビシビシです。



「いい加減な気持ちなら嫌だ」

福士彼だけじゃなくてソンハ私だって渇いてる。
チープな言い方ですが、もう我慢ならないソンハ私は肉食系ソンハ私に豹変し自分からけしかけます。

呆気にとられたのか、それともやっぱり気は乗ってないからなすがままでいいや…なのかそのままソンハ私に押し倒される福士彼。



やっぱり横顔が、綺麗だ………




ちょっと休憩させてください。
筆者、前回の記事で手フェチであることを勝手に暴露しましたが横顔が綺麗な人も好きなんですよね。というか、鼻が高い人!
筆者は完全な団子鼻で横顔もだいぶ残念なので、鼻筋が通った矢印鼻で横顔が綺麗な人本当に憧れます。あと鷲鼻も好き。いいなあ。

休憩終わり。




■偉大なる犯罪

私の要望も叶ったところで、なんだかんだ彼も落ち着いたのか自分が本当にやりたいことが明確になります。

もう彼はやる気満々です。至極真面目にやる気満々。


福士彼「怖いのか?」

ソンハ私を煽るわけでもなく、ただ問う。


ソンハ私「僕を怖がらせたいだけなんだろ!」
福士彼「だってそれが欲しいんだろ?」
福士彼「ん?」


むしろ、ソンハ私だってやりたいこと、福士彼にやって欲しいことだろう?スリルを味わいたいだろう?と有無を言わせない問いかけ。
だって契約書もあるし、今更ソンハ私が降りるなんて言わせない。


「ん?」首傾げながら言うの反則です。
本当にいいですよね…10パターンくらい色んな「ん?」を福士彼に言って欲しいです。



すいません逸れました。
「次は殺人だ、付き合え」ではなく、あえてこう問いかけることで、より私が反論しづらくさせているような。


超越する何かは殺人しかない論はとてもじゃないけど理解出来ないので割愛します。


結局私を言いくるめ、殺人をするにしても、じゃあ誰を殺すのかという話題に。


福士彼「俺が一番ムカつく奴」
ソンハ私「…………僕?」
福士彼「お前。………以外」


ここで私が「君(彼)の弟or父親」と回答するのは彼は想定していたのでしょうかね。

私と父親との関係は特段言及されていませんが、後々「私は自慢の息子」と彼も言っていますし、私の父親も街の有名人とのことで、金銭的にも精神的にも裕福な家庭で父子関係は良好な可能性が高いと思います。

そんな環境で育った私だからこそ、身内をどんなに嫌っていても殺すという発想自体思い浮かばない。
だから彼が弟や父親を疎んでいる言動を見せていても、まさか殺すことはないだろう。


となると、私が知りうる限りでは、私しかいないんじゃ……?


「私」と答えた「私」は、彼にとってひゃくまんてんまんてんなのかもしれませんね。


家族関係、父親からの愛という点では、彼から見て私の方が優っている。別にそこに僻みはないけれど、ただただ尚更負の感情は自分の家族に向いてしまう。


「殺す相手は、俺の弟」

弟さえいなければ。

「弟消せば みな俺のもの」

全ての元凶は弟。弟さえ消せば、父親も堕ちる。
…と言いつつも、どこかで弟を消しても根本的な解決にならないのは気付いているのかもしれませんね。

弟が消えたら、じゃあ弟に注いでいた愛情が全て彼に向くのか?きっとショックで気が狂っている父親の姿を見ても、彼はまた辛い思いをするだけ。自分でも、それは気付いているのかも。


だからこそ、ソンハ私の説得に意外にもあっさり応じ、

福士彼「10歳くらいの子供を狙おう」


そんなpureなvoiceで言わないで……


弟の代替案が知らない子供、さらに10歳くらいと中々細かい指定をするあたり、やはり弟もそのくらいなんでしょうかね。
つまり、約10歳差。


いやほんと、前の記事でも述べましたけどそりゃあ親もかわいがりません!?
もう彼は手もかからないし、親もお小遣いあげとけばいっか!ってなりません!?


もしかしたら彼が同じくらいの年頃の時と弟で親の接し方が違う、というのは考えられるかもしれないですね。
自分の時はあんまりおもちゃ買ってもらえなかったけど、弟は沢山買ってもらえてるとか…()


年が離れた兄弟って漠然と仲良しなイメージがあります。上もある程度大人で、下にヤキモチ妬くこともそうなく可愛がってあげてそうだけど。でも彼の場合は違うんですよね。
大前提として弟の年齢は明言されていませんけど。


とりあえず結果的に子供を手にかけなくてはならなくなった現実に参っているようなソンハ私を、この時ばかりは優しく胸で受け止める福士彼。

表情もとても穏やかです。俺がついてるから大丈夫、的な意味合いでしょうか。


本当にこのシーン、福士彼が目を伏せるところで暗転してわずかに福士彼の顔が見える演出が最高だと思います。
照明さん…感謝してもしきれねえや…!



■実行犯は俺

彼が実行したい殺し方に必要なものは全て私に用意させ、一つずつ彼が確認します。

用意してもらっておいていちいち私に難癖つける彼、本当に子供ですよね。母親にわがまま言う子供みたいです。
今更私もそれについてとやかく言うつもりはないようですが…。

倉庫を放火した時は、燃やしたい!と提案・計画したのは彼で、その準備と計画実行したのは私でした。


ですが、今回の殺人は論理的に進化した段階だからなのか、一生にやってみたい大きなことだからなのか、
提案・計画実行は準備をと役割分担が変わりました。

あれ、空き巣もそうなのかな。窓を割って侵入するのは彼、外で待ってて逃げ出す合図を出す係が私なら殺人時と同じですね。


いずれにしても、彼からしてみれば美味しいとこどりがしたい。

準備は面倒だから嫌。私にやらせる。
火を点けること自体は別に面白味もない(火を眺めるのが好きなだけ)けど、空き巣や殺人はやってみたい。やりたい。だからこれは彼が自分でやる。



ソンハ私「いつかどこか あまりにも遠くまで来てしまった」


ここ、用意したものチェックが終わった福士彼が、ソンハ私を見つめてるんですよね…

現在のソンハ私と当時の福士彼、決して交わることはないですが。福士彼にはどう見えているんでしょう。


福士彼「車で待ってろ」

そう言い残し、福士彼は犠牲の羊を探しに行き…



■僕たち友達


さすがにこの服は彼自前であって欲しい。



身元が特定されないように、また返り血対策でしょうか、全身黒!
いや、全身黒はわかるよ、わかるんだけど…
顔にマフラー巻いちゃう…?


ターゲットを見つけた福士彼、序盤からいきなり惜しげも無くはにかみ笑顔を披露します。
本当にちょっとでいいからその表情をソンハ私に向けてあげて…


言い回しが巧みですよね。
子供にどう言ったら刺さるか、わかってる。

「家のそばで降ろしてあげるから」
「僕たち友達 さあ君の手を」

大前提として、いくら見た目と愛想が良くても
怪しさ満点PERFECT 不審者に着いて行く子よ…感は否めませんが、
カッコいいスポーツカーに乗せてもらえる
こんな車に乗ったら学校のみんなに自慢できる
お兄さんも優しそう
でだいぶぐらつくものの、
子供の「でも本当に着いて行っていいのかな」という気持ちを察知してか


「僕たち友達」


ゴリ押し…!!

でもこのワードが出てくる時点で子供の扱いもわかっている手練れ、かつ人たらしっぷりが出ていますねえ。


万が一のことは考えていなさそうですが、もしも誘拐現場を目撃されたら、真っ先に疑われるのは彼の方。リスクが高いです。

それでもターゲット選定も彼自身が行ったのは、私に出来なさそう(自分の方が向いてる)と踏んだのか、はたまた出来るだけ弟に似たような子を選びたかったのか…


「いい子だ さあ近くにおいで」


彼の思惑通り、ターゲットの子供が着いてきてくれることに。これから何をされるかなんて知らずに…犠牲の羊…



■超人であることを証明した、この手で

高貴な理想を追い求め、ついにやった。
完璧な殺人が出来た。

そう自負する彼は大満足です。興奮が抑えられないなか、矢継ぎ早に私に後処理を指示。
後処理は血とかついていて面倒だしね。


放心状態のソンハ私は福士彼に言われるがままです。
福士彼が高らかに「あとは完璧な夜を過ごそう!」とソンハ私にとっても嬉しいはずのことを言っていても、それどころじゃない。


ソンハ私「もう戻れない」


この言葉が指していることは、ついに殺人を犯してしまった、ということだけではないはず。


でも福士彼は、きっとそのことだけだと思っている。

いつまでたっても震えてその場を動かなさそうなソンハ私の手を優しく、そして力強く握り連れて行く。
彼が私を導いて行く図ですねえ。
私の計画はすでに始まっていることを知らずに…



■うち

とても満たされている彼は私にやらせるでもなく、自分で脅迫状を書くし、眼鏡がない私のためにわざわざ近寄って脅迫状を見せてあげます。
肩に手まで添えちゃって〜!わかりやすいですねえ。


福士彼「ここまでは、完璧だ」

あとは、大金が手に入れば。


ソンハ私「ああ………完璧だ」

あとは、状況が動くのを待つだけ。


彼にとって幸せな時間なはずなのに、なんでこう自分の家のこと思い出して言っちゃうかなあ。


福士彼「でもうちはどうかな。金を出したとしても俺のためじゃない。世間体のためだ!」


ここ、福士彼貧乏ゆすりしだすんですよね。


ここまで順風満帆(だと彼は思っている)なのに、結局いつだって彼は弟、父親、家のことで心を乱されてしまう
これまでの破壊行為含め、根本的な解決にはなってないことに彼は気付いているのでしょうか




■見捨てられない

排水溝に隠したはずの遺体があっさりと見つかっても、顔を潰して誰だかわからないようにしてあるから大丈夫。
…と思いきや、背中のアザで身元が特定されてしまう。


ここ、素直に彼が自分の非を認めて一応謝るのが、自分がやったことだから(実行犯だから)でしょうかね。

結果的に脅迫状もパァになってしまうから身代金も手に入らない。
もしも私が実行犯だった時にはものすごく非難轟々だったでしょうに…


殺人は成功。
誘拐に見せかけるのは失敗。
でも、別に自分達が犯人だとバレることはない。


彼自身はこの街を壊す気マンマンなので、まあまた次やればいい、というテンションだったのでしょう。


でも。
事件当日から「ない、ない」と私が大騒ぎしていた眼鏡が、遺体発見現場で見つかってしまった。



はあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!?!?!!???!


ありえない失態。どうしてよりによってこの時に眼鏡を落とすんだよと。

電話越しで大騒ぎしている私のこと、本当に軽蔑したでしょうね。


落ちていた眼鏡が私のものだと特定されるのも時間の問題。
でも、眼鏡しか証拠がないなら、私だけが犯人ということに仕立て上げることもできる。

うまくそう持っていくためには、ここで私を見捨てられない。
あくまで、味方であり続けないと。自分が安全だと思えるまでは。


ここ、福士彼電話をカリカリ引っ掻いてるというか指で弾いているんですね。今日知りました!物に当たりがち。


ガチャ切りしようとしてから、
「なんの証拠にもならない。別に凶器じゃない」
までの短い間で思考を巡らす彼、
やっぱずるいな〜〜〜〜!!!!!!!


とりあえず励ましはする。が、

「僕らじゃない。お前だけだ」

おいおい、共犯にするなよ。見つかったのは私の眼鏡だけ。失敗したのは私だけ。
だから、私だけが疑われるんだ。
言いたいことはわかるだろう。


彼って本当に私を信頼し過ぎていて、色々ガバガバですよね。

盗んだものの保管も、殺人で使用した道具の後処理も全部私任せ。
面倒くさいのもあるでしょうが、彼が指示すれば全部私がやってくれる、はず。


どこから湧いて出て来ているのかわからないくらい自信が無尽蔵の彼!
当然、私がまさか彼を売るなんて有り得ない!


「他の手を見つける!」


とドヤ顔で言ってるけど私じゃなくて彼自身のですよね!?ずっちーなぁ!




■弁護士ごっこ


警察の捜査の手はもう私のもとに。父親のおかげでどうにか猶予はもらえたけれど、依然として事態は危ういまま。


私が万が一、億が一取り調べで自分の名前を出してしまう可能性も無きにしも非ず。

確実に安全圏に入るまでは福士彼も気が抜けません。


「弁護士ならいる!この俺だ!」


自信の泉が湧き出まくってる彼ならではすぎますね。


速弁護士ごっこを始めたい福士彼、白々しすぎるくらいにソンハ私を励まそうとします


ソンハ私に対して指示した通りに供述させることで、福士彼の名前を出させないようにする。


「一緒にいてくれたらいいのに…」
「俺との関係は話すなよ」


私、この時どう思ってたんでしょうね…

彼自身の保身のためとはいえ、まだ私のことを思って親身に?対策を講じてくれていますが、今後の出方によっての様子見でしょうか。

はたまた、今回の取り調べは切り抜けるとしても、いずれにせよ自首(もしくは私が犯人の一人だと確実にバレる何か)をするつもりだったのか……




■お前は、最低だ


私の取り調べも無事?終わり公園で待ち合わせ。
冒頭を彷彿とさせる立ち位置。

あの時は再会だったけど、もう彼は決別する気マンマンです。

このシーン本当に観ていて辛いです。


超人二人の間違った方向のサクセスストーリーが観たい訳じゃないけど、彼が私を本当に突き放さなくてはならなくなったのが辛い!


いや、そもそも彼が私を裏切るなよって話ですけど!!!!



だって彼、私がいなくなったらどうすんの?
私と同じかそれ以上の働きができる、信頼できるパートナーがこれから現れる?
一生彼の要望は叶えられないかもしれないんだよ?

目の前の現実をどうにかすることで精一杯なんですよね、ギリギリでいつも生きすぎ問題。(Ah〜♪)



福士彼はそれまでの態度から一変、しくじったソンハ私をひたすら非難。


「君の言う通りにしたまでだあ!」
「いいやしなかった!」


どさくさに紛れて責任転嫁までしちゃう彼…もう論理的に進化したどころか一方的な責任のなすり付けだよ…


私のせいで、私がしくじったから。
自分は完璧なのに。私は完璧じゃない。だからもう超人じゃない。


契約のことを言われても、もはや知るか状態。
そうしたら私が自首するってさ。脅しかよ。


「お前は、最低だ」


俺たち血の契約交わしたじゃん。親友じゃん。
もしも俺を売るようなことしたら俺を裏切ることになるんだぞ。


彼にとって、牽制のつもりなんでしょうね。
こう言っておけば私もまさか、本気で自首なんかしないだろ。絶交しちゃうぞ☆的な。


にしても、いや〜〜彼の棚上げがすごすぎて!!
演目のいち登場人物としてみるとずっちーなぁ!ですが、リアルだとこうなってしまうのかもしれませんね。みんな自分が可愛い、自分を守れればって心はちょっとはあるよね、きっと。


でももうこの時点で私の蟻地獄に下半身丸ごとくらい埋まってますね。彼。
着々と私のシナリオは確固たるものに…




■俺がついてる


彼を取調室にィ〜〜シュート!!
超!エキサイティン!!!!
(私が)(元ネタわかる人だけわかってください)



街の人が見ている中で捕まってしまった彼。
この事実だけでもう親父を困らせたい願望は達成なのでは(元も子もない発言)



事態を飲み込めないまま取調室に押し込まれましたが、そこには私が。


正にわなわな、という表現がぴったりすぎるほどに、表情が動転から私への怒りに変化します。

警察に嘘の証言をし、私を陥れて自分だけはどうにか助かろう、むしろ自分は被害者ってことにしよう!と本気で言っちゃう彼と、
自分が持っている情報と証拠で警察と取引済の私

私の方が500枚くらい上手ですよね。



「そうやって俺を売って嬉しいか」
「いや」
「誓っただろ!裏切らないって!俺は本気で裏切るつもりはなかった!」


どの口が言うか??????

私のぐう正論っぷりと彼の破茶滅茶っぷりの対比がもはや可哀想になってきます。


ソンハ私の「いや」が、とても苦しそうにか細く言うところが筆者はとても悲しいです。

売りたいなんて思うわけがない。他に方法があったならこんなこと絶対しないのに。
でも自分の要望を満たすためには…


って、結局どっちも業が深いですね。



もうなりふり構ってられない彼は熱い手のひら返しを披露し、どうにか私のご機嫌取りにシフトします。


「思い直して、レイ。今までのこと」


どっ…どの口が言う〜〜〜!!!!!?????!?

盛大なブーメラン曲を惜しげも無く披露します。



これまでと真逆ですね。
彼がこんなに私を見つめてるのに、私は彼と視線を合わせようとしない。
彼が私の視界に入るところに行っても、ふいと目を背けられてしまう。

彼にとって、今まで私にこんな反応されたことなかったんじゃないかな。


言葉で語ってもダメなら、もう肉体的接触しかないと思ったのでしょうか

後ろから抱きしめても反応なし。
ゆっくり私を倒してキスしても、途中で静止され。


この時、ソンハ私に押し退けられた右手をすごく泣きそうな顔で見てる福士彼が素晴らしすぎます。

これも拒絶されたら、いよいよ打つ手がないという絶望なのか、
私に拒まれたとも捉えられるこの動作にショックを受けたのか…どちらなんでしょうね。


「わかったよ」

私もキスしてもらえたから赦したということではなく、彼を本当にギリギリまで追い込んでのタイミングの問題だったんでしょうかね。

だってもう、やっぱり彼は私がいないとダメという状況を作り上げ、私にとって勝ち確になったのだから。



私とも仲直り出来たし(言い方)、きっと優秀な弁護士もつけてくれるし、少しは安心したからか

「だから、強くなるんだ。俺がついてる」


安心ゆえの謎理論を展開。

とはいえ絞首刑の可能性も全然消えたわけじゃないですし、自分を鼓舞するための言葉でしょうかね。

別に彼がいたところで事態は何も変わりませんが、俺たち超人だから大丈夫!アイビリーブマイセルフ!信じる心で!!!!ということでしょうかねえ。




■死にたくない


「夜になると歩き回ったり、独り言を言ったり」


日中強がっていても、夜になると挙動不審になるの、全部私にバレてます。


すでに彼の矮小さ、ずっちーさは描かれていますが、ここでこれでもか!というくらい

ああ、彼は超人なんかじゃない、ただのいち青年なんだ…

である様を観客にぶつけてきます。
(これまでやったこと云々はまた別問題として)


自分が死ぬのは怖い。嫌だ。

殺人を提案した時、彼は「怖いのか?」と私に問いました。


「怖いんだ!!」

清々しいほどのブーメランですね!
だいぶ空を舞っていたブーメランがこのタイミングで彼に戻ってきます。



「死にたくっっっ……なぁあ〜〜い!!!!!」


死にたくなさ度が初日からうなぎ登りですね。
怖くて怖くて、震えて泣き喚く福士彼を見ていて、気付いたら筆者もホロリときていました。




■超人だったのは

私の父親が雇ってくれた弁護士のおかげで、絞首刑を免れることはできた。


「怖くないの?」

私がなぜこんな問いかけをするのか。

まさか、夜な夜な独り言や泣き喚くところを聞かれていたとは思ってないんでしょうね。

だって彼の呼びかけに私が返事しない=寝てるから。
いや普通に聞こえる音量だけど…



「いいか、本当は俺がなりたいのは、正に彼のような弁護士だ」
「そうだったの、知らなかった」
「ふん、驚いたか」


わざわざ彼がここで「本当になりたいもの」を言うのって、完全にニーチェのいう超人になるための殺人が過ちであったことに気付いたからですよね。

もう懲りたというか。私の前での強がり。

そうそう、俺がなりたかったのは弁護士なんだよ!
ちょっと戯れに理想を追い求めるために殺人とかしてみたけどぉ〜別に本気じゃなくてぇ〜本当になりたかったのはぁ〜敏腕弁護士なんですぅ〜!!的な。


それとも、99年刑務所にいる判決で弁護士にはなれないことが確定したことへの、皮肉の意味合いもあるのかな。


まあ、私からしたらもうそんなことどうでもいいんですけどね!



「僕たちはこれから一生、同じ場所で過ごすんだよ」

「奇妙な鳥が二羽、籠の中で飼われているみたいにね。もう離れられない」


なんでコイツこんな嬉しそうなの???????



「僕こそが超人なんだって」


ここから空前絶後の、超絶怒涛の私の種明かしタイムです。

彼と初見さんは完全にポカンです。
丁寧に一つずつ伏線回収してくれています。ホスピタリティに溢れる私。


え、私演技派すぎないか…???????


彼の思考回路はショート寸前どころか完全ショートです。


都合の良い操り人形だと思っていた私が、まさか。操られていたのは彼の方だった。


私の手のひらの上で踊らされていたのは彼。



「レイ。君を認めよう。全て思うがまま。
だがこれから君は 孤独だ ひとり」


彼の私に対する完全降伏の言葉ですよね。


彼はこの先私を出し抜けることはないでしょう。
なす術がないから、わかっていても、彼は私の手のひらの上で踊り続けなくてはならない。


君を認めよう=私が超人であることだとすれば、私と彼とでは立ち位置が異なる。

つまり彼の中で超人はただ一人、私だけ。
あの私の種明かしを聞いて、彼の中でもう自分は超人じゃないと思ったのでは。


犯行現場近くで眼鏡が見つかり、私に疑いがかけられた時、「お前はもう超人じゃない」と私に吐き捨てました。

つまり、彼は超人は超人同士でつるみ、超人の世界で生きるべきという考え方。


自分は超人じゃないから、超人の私はこれから一人なんだ。
肉体は一緒でも、彼の意識は違う。そこに彼の心はない。
超人の私を見て、超人になりたい欲求も失せたのかもしれません。


彼は精神面の意味「孤独だ ひとり」と言い、
すかさず私が「いや 離れられない」と否定します。でもこれは物理的な意味。



私は無理やり、彼の心がなくとも物理的に彼と一緒になれればよかったのでしょうか。
それとも、こんなはずじゃなかった。結果論として彼の心が置いてけぼりになってしまっていたのか…


絞首刑は免れたものの、超人の私と99年、死ぬまでずっと一緒にいること。

それは、彼にとって生きていくということなのでしょうか。

生きている、と言えるのでしょうかね。


少なくとも彼の心は、もう動きを止めてしまっているのではないでしょうか。







おわり。







おっっっっっっつかれさまでした……!!

本当に、ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございます。恐れ入ります。

いやあ、言語化するって難しい。
彼の立場になってみて書きまーす☆と言いつつ力技と支離滅裂感が否めません。切ない。

うーん、特にこの演目は、観客が役に共感する必要はなく、到底理解出来なくてもいいはずだと思うんですよね。
でも考察はできるはず…私の思考回路もショートしたのでもう使い物になりませんが…()

でも!このキャンペーンを勝手に自分で設けてみて、また違う観方が出来て良かったです。
ちゃんとまた時間を作って、彼のことについてじっくり思いを巡らせたいものです。


早いもので、スリルミー東京公演もあと約1週間で千秋楽ですね!
体調管理に気をつけつつ、スリルミーの世界にまだまだ没入していきたいと思います。
ありがとうございました。




明日から会社行きたくっっっ……なぁあ〜〜い!!!!!!!!

スリルミー。続き。

明けましておめでとうございます。

2018年、お疲れさまでした。
2019年もマイペースに、悔いがないように劇場に足を運べたら良いな。

2019年舞台はじめは「スリル・ミー」成河さん福士さんペアです。
まさかの成河さんも恐竜の卵観察を始められたようでほっこりしまくりです。空き瓶か何かに入れられた恐竜の卵。
とにかく、約1週間ぶりの公演ですね!わくわく。


そんなこんなで、「スリル・ミー」感想の続きです。
前回の記事を更新しようと思ったのですが、
恐ろしく長くなるため分けました。
前回の記事はこちら→スリルミー。 - パンと梅干し
(観劇前〜冒頭部分しか書いていません!笑)



※以下、盛大にネタバレです。また好き勝手書いておりますので、なんでも許せる方向けです。現時点では成河さん福士さん公演のみの観劇です。





■スリル


ボンッッッッッッ!!!!!!!!!!!

びっくり死するかと思いました。(バッグの落下音)


からの福士彼の客席大爆走。目にも留まらぬ速さ。コーナーで差をつけろ!(コーナーはない)

客席前通路なかなか狭いですけど、舞台から思いっきり飛び降りて走って舞台上に上がるスピード…やっぱりただモンじゃねーや!

と思いきや、どうやら柿澤彼はさらに上をいく速さのようです。流石ライオン。


すでに何度か空き巣を繰り返している二人。
ソンハ私も福士彼を諭そうと「人が寝てる家は危ないよお、店の方がいい」と言ってますが、
そもそもその発言自体アウトです。


「このスリルがたまらないんだ…」

息を整えながらそう言う福士彼、完全に中毒者のソレ感がありますね。よく言えば色っぽいですが、悪く言えばラリってる感じ。
流石にソンハ私もちょっと引いてます。


戦利品が中々謎ラインナップですが、あれは手当たり次第適当に詰め込んだんでしょうかね。
そういえば年末公演の時、大きめのネックレスがちぎれていました。
うっかり同日昼公演の柿澤彼がちぎっちゃったりしたのでしょうか。流石ライオン。(違っていたらすみません)


彼の危険な要望に協力してきた私も、そろそろ自分の要望に応えてほしいようです。

いやでも、彼が火を点けてる時に顔の前に手を出すのは危ないわ!気をつけて!気を引きたいんだろうけど、せっかく握り潰されなかった手なんだから!(倉庫放火時参照)



のらくらとソンハ私をかわして、翌日は自分の父親のオフィスに空き巣に入ろうと提案する福士彼。
嫌がらせをしたい、父親が困る姿が見たいからでしょうが、


バァン!!!!!!

「どうせ弟の誕生日だろ!!!」



えっ、ええ〜〜〜〜〜…???!


自分で提案しておいて自分でブチ切れるスタイル。それが彼!!

また柱殴ってるし。柱はサンドバッグじゃありませんよ!下手側の柱は相当なダメージを受けています。東京公演が終わるまでもつのでしょうか。頑張れ、下手側の柱。



冗談はさておき、
結果的に自分で自分を傷つけてしまう彼。父と子の関係は明言はされてないですが、彼にとっては最悪なんですよね。
弟ばかり気にかけられている、本気で憎いと彼が感じているのは、私は気付いているのでしょうか。

平気で「弟に聞いた」とか言っていますが、気付いている上だったら中々…まあそうだよなあ…

個人的には、完全には気付いていないのかなと。嫌いなんだろうなくらい。
私は本当に対自分の彼のみにしか執着がないのかなあ、とも思いますし…


怒り狂う福士彼をそのままに、ソンハ私も自分の思いをぶつけまくります。

まさに俺の!俺の!俺の話を聞けえええ!!!状態です。

二人とも俳優さんだからでしょうか、歌うように語る感じがすごく印象的だと思います。
歌ってるんだけど、メロディやリズムとかよりも歌詞(セリフ)がこうガツンと客席に向かってくるような。うまく言えないですけど…


ソンハ私が無理やり自分の方を向かせるまで、福士彼と一切視線が合わないのが悲しいですが、そこがまた二人の関係を表していていいですよね。


でも、余計なお世話ですが
毎回短い時間内にとっちらかした戦利品をちゃんとカバンにしまい、チャックを閉め、ソンハ私に投げるのが間に合うか、福士彼をそわそわしながら見てしまいます。
たまに謎の布が引っかかってカバン閉まりきらない時あるよね。


おもむろに投げられるバッグを受け止め、ノールックで舞台奥に横投げするソンハ私は、
絶対幼少期ドッジボールで輝いていたと思います。
流石忍び。



「さあ壊してくれ!もっと強くもっとお願い!スリルミー!!」

ソンハ私のこの部分歌い方が、初日からどんどん激しくなっていて強烈です。とてもすんばらしい。


契約不履行なのは福士彼の方なのでソンハ私も強気に命令口調ですが、自分の要望に対して適当な感じで臨んで欲しくない。
涙声の「いい加減な気持ちなら嫌だ」が、私の面倒くささと重さをすごい物語ってますな………


二人ともじれったくスーツを脱ぐシーンも一つの駆け引き感があってすごく好きです。

福士彼がシャツのボタン少し外してお前も脱がないの?と首をかしげるところの破壊力凄まじいですよね。


え?福士彼はあれ自分の素質をわかってああやってるの????無意識でやってるの?????



まあそんなことはどうでもいっか!ひゃくまんてんまんて〜〜〜〜ん!!!!!!(思考と語彙力は死んだ)



最終的にはソンハ私がじりじりと近寄って、福士彼のベストを脱がそうとして首筋に顔を寄せて押し倒す。

おいおい、福士彼急に従順だなあ!?!?



ピピーッ!攻守交代です!!
福士彼の言いなりだったソンハ私が主導権の手綱をようやく握り出したところでしょうか。
ちなみにこれが繰り広げられてるのはどこですか?まさか外ですか?き、気にしなくていいか!


両手を広げそのまま倒れる福士彼と、それを見下ろす現在のソンハ私。
触れていたはずなのに、今はもう触れたくても触れられない、神聖なもののような感じがします。こんなに無防備に倒れているのに。現在のソンハ私には福士彼が見えているのかな。



ところで福士彼の横顔美しすぎて一生見てられますね。(唐突)



■しちゃいけないこと

ソンハ私と一通り済ませて起き上がる福士彼の焦点の合ってない表情と、
心なしかすっきりしたソンハ私が対照的です。
ソンハ私もルンルンです。声色が明るい。よかったね!
明日はもーっとよくなるよね!ね!ソンハ私!へけっ!


そんなルンルンもつかの間、とんでもないことを本気で言い放つ福士彼。


福士彼「怖いのか?」

そんな風に問いかけるの反則すぎません???????????????



福士彼「だってそれが欲しいんだろ?」
福士彼「ん?」


え、反則すぎません???????????????????


福士彼の「ん?」がたまらなく大好きです。
このシーンになると「ん?」待ちで気持ちがとてつもなく前のめりになります。姿勢は前のめりにはなりません。(後ろの方に迷惑だからね!)


言ってることやってることはとんでもなく物騒ですが、こういう細々したところの言い回しがいちいちかわいらしいというか、ちょっと子供っぽい感じがします。未成年だもんな。


ソンハ私「しちゃいけないことってあるだろ!」

なんだかすごくそれっぽく言っていますが、
牛小屋や空き倉庫を燃やすのだって、空き巣だって、当たり前ですがやってはならないことです。犯罪です。
ルームメイトのタイプライターを盗むのだって。

ですが、既に彼の言う通りに色々しでかしてる、彼の犯罪を咎めない私も、私の言う「社会」ともはやずれが起きている。
いやいや、殺人だけじゃなくて放火も窃盗も「社会」は許さないよ。

現在の私の供述でもありますが、本当はわかっていても友情のために止められなかった。
あまりにも二人で色々やらかしてしまい、流石に殺人は…という考え自体ね。ね。

結局ソンハ私の制止も虚しく、福士彼の殺人計画の話は進んでいき…


■ターゲット

福士彼「俺が一番ムカつく奴」
ソンハ私「………僕?」


あっ、自覚あるのね……………………


福士彼「お前。………以外で」

この福士彼の表情が最高です。全力で煽ってる。


弟をなぶり殺しにしたい欲を全面に押し出してますが、弟ってどんな子なんでしょうね。

年はどのくらい離れているんでしょう。もしも10個以上離れてたら、そりゃ〜〜親もめちゃ可愛がりません!?金庫の番号もどうせ弟の誕生日にするわ。

年齢差はさておき、彼自身飛び級で進学卒業している優秀な子なわけで、それよりもさらに良くできた子なのか、
それとも逆に彼が可愛げがなさすぎてあんまり出来ないけど愛嬌のある弟がヨシヨシされてるのか…

お兄さんの親友である私に対しても、彼の情報を金で売る情報屋なあたりちゃっかりしてますけど。小遣い稼ぎかな。


個人的には別に悪い子じゃないと思います。勝手に彼がギリィってなってそう。


だからこそ、
ソンハ私の説得で意外とあっさりターゲットを変えたんじゃないかな。本当は福士彼もわかってるのでは。

あ、10歳くらいの子供にしようって、やっぱり弟もそのくらいなのかな。



ところで、ターゲット変更後の歌の終わりの
よろよろと福士彼の胸に顔を埋めるソンハ私の絵面、

すいません、不謹慎なのは重々承知です。



福士彼、聖母マリアのように見えませんか……??????


あんな物騒なというか、人としてやってはいけないことにこれから手を染めようとする人たちとは思えない。

犠牲の羊と歌っていましたが、ソンハ私は迷える子羊といったところでしょうか。
やってはいけないことだとわかっているけど、彼と一緒にいるためには、それでも。


そんなソンハ私を慈しむような穏やかな表情の福士彼。うん、君が原因なんだけどな。


暗転した時にわずかに見える福士彼の表情と、そこから二階に移動するモーションが最高です。
暗転の時もちゃんと演技されているのが見えるの…いいですよね…


■戻りたい、戻れない、戻らない


ここさあ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!????!?



まず塩酸の瓶が入ってるリュックをぞんざいに落とさないでください。(そこ)


結局計画の準備は私。
いわばお膳立ては全て私がしたところでこの歌はずるい。


現在の私が当時を振り返り、当時の彼を思い描きながら歌っていますが、
彼との関係を保つために、彼に導かれるまま禁じられた森にやってきてしまった、でももう戻れなかった、と後悔しているような声色です。

が、それはあくまで現在の私が述べているから。

当時の私ももちろんそう思ってはいたでしょうが、どこかでもうその考えに蓋をして、「戻らない」選択をしたのかなと。
血のサインのくだりでこの先何があっても彼を、彼と、という思いがあって。


当時の私は、ちょうどソンハ私の声色が変わる「振り返ることもせず〜」部分の通りのことしかもう考えないようにしてたんじゃないでしょうか。


■PERFECT 不審者


金属音とともに現れるPERFECT 不審者福士彼。


折りたたみナイフガチャガチャしながら歩いてきたのかと思いました…(物騒すぎ)
ライターね…そりゃナイフ持って徘徊してたらスポーツカー自慢する前に捕まるね…


PERFECT HUMAN福士彼はやはり不審者になるにもPERFECTです。ザ・不審者定番の装いをしっかり纏めています。顔にマフラー巻いてるの大分やばいよな。


ターゲットに語りかける福士彼は、ソンハ私以外に見せる外ヅラ福士彼なんでしょうねえ。

あれでとりあえず初対面だけど「僕たちともだ〜ち〜〜♪」って爽やかに歌われたらもう友達になるもんな。
そりゃニーチェオフにも引っ張りだこだしお嬢さまもメロメロよ!


遠くで様子を伺ってるソンハ私をしっしっとしたのも、この外ヅラ福士彼を見られたくないからかなとも思ったけどまあきっと違いますよね。()


福士彼がターゲットと繋ぐ方の手の手袋をはめる時、最高すぎません????????好きです。(やっぱり唐突)


そして手を繋ぎ車に乗り込む直前の笑顔が怖すぎます。犠牲の羊…


■超人へ


大パニックソンハ私は客席に突っ込んでいくし、テト●スばりに段差にすっぽりハマろうとします。隙間落ち着くもんな。


「誰か、見られた!?」

客席側を見て怯える様子、いいですよね。みんな見てますよ。



「何か、落としたとか!?」

…………。
犯行で使用した凶器はご丁寧に今さっき全部確認しましたけどね。


放心状態のソンハ私は、スケジュール確認の福士彼のなすがままです。
福士彼はとってもご機嫌ですね。あとは完璧な夜を過ごそう!

ずっと震えて動かないソンハ私の手を優しく、そして力強く握り立ち上がらせようと促す福士彼の表情が、ターゲット接触時のものと同じなのが中々にホラー。


■完璧

自分で脅迫状書いちゃうし、眼鏡がないソンハ私にわざわざ近寄って見せてあげちゃうほどご機嫌な福士彼、プライスレス。


ソンハ私の肩に手を添えるの、絶対普段ならやらないですよね!?
今の彼は心に余裕がありまくり、ホスピタリティに溢れる福士彼です。


福士彼「ここまでは、完璧だ」
ソンハ私「ああ…………完璧だ」

ここの指していることは二人同じなのでしょうかね。


■いっけなーい!眼鏡眼鏡!


この曲大好きです(世の中が騒ぎ出す突然の告白)

ソンハ私と福士彼の真骨頂な曲だと思います!!!!筆者は!!!!!!!


新聞にも報じられて気が気でなさすぎるソンハ私と、完璧な殺人が出来たと自負している福士彼とでは事態の受け止め方がまるで違います。


福士彼からしたらソンハ私の慌てふためきっぷりはウザいでしょうが、ちゃんと「切るぞ」と言って電話切ってくれるの優しくないですか?()

まあその「切るぞ」の言い方も初日から段々治安が悪くなってきて、たまに

福士彼「切るぞァ!」


と聞こえてしまったときにはちょっとふふっとなりました。え、私の耳の問題!?


しかし被害者の身元が割れてしまい計画がパァに。眼鏡も相変わらず見当たらないソンハ私もだいぶ落ち着きがなくイライラを隠せません。


とうとう事件現場付近に眼鏡が発見されたと報道。

この世の終わりばりに慌てふためくソンハ私を放っておき、いや見限ろうとしたんでしょうかね。
ガチャ切りしようとした福士彼ね…ここから彼という人間の矮小さが浮き彫りになり始めていますよね。


とりあえずソンハ私を落ち着かせようとそれっぽく励ましますが、
福士彼「僕等じゃない。お前だけだ」言っちゃうのね。やっぱり言葉で明確にしちゃう彼…


二人で新聞記事をくまなく読んで、最終的にグシャグシャにして投げ捨てる時、
二人の投球フォームを見比べるのが地味にブームです。


ソンハ私は思いっきり上からです。盗んだバッグは見事なノールック横投げを披露していましたが、新聞はおおきく振りかぶっています。
福士彼は横投げ。彼もマッチ箱と手袋を見事に投げる様を披露してくれていましたね。


■出来る

高級品ばかり持つのは、危険だということがわかりました。(小並感)


彼の「高級品なんか持つからこういうことになるんだ」の特大ブーメランっぷりよ。
盗んだタイプライターのこと、高級品だってドヤってたじゃん…


福士彼「眼鏡があったからといって〜」

このセリフの前にフッと笑うようになった福士彼に僅かばかりトレンディ感。


弁護士ごっこをしている福士彼、いきいきしてますよね。
問答練習をしている時、ポンとソンハ私を肩を叩くのですが、その後ソンハ私がその部分をそっと触れるのが切ないです。

その温もりと福士彼からの「出来る」のお墨付きを糧に、不安で押しつぶされそうになりながらも練習した通りに取り調べに応じたソンハ私…
いやすごいよ、ソンハ私。うん、本当にすごい。
「俺との関係は話すなよ」って念を押されていたのはどう思っていたんでしょうね…


■始まりと終わりと始まり

どうにか取り調べを切り抜け釈放してもらえたソンハ私、まだ震えながら指で膝を叩き(ピアノを弾いているような)、ブツブツ言っています…なんて言っているんだろう。

公園で待っているソンハ私と、少し離れた背後から様子を伺う福士彼の立ち位置。
冒頭の再会シーンを彷彿とさせますね。
またそれが観ている方もキツい…うう…


ソンハ私のことを見捨てる気マンマンな福士彼は、ひたすらソンハ私を責め立て、
今度は上手の柱に思いっきりソンハ私を押し付けます。柱ドンどころの騒ぎじゃないよ!ソンハ私が柱にめり込んじゃうよ!やめたげてよぉ!
柱もその横の照明機材も揺れるレベル。


ソンハ私「とにかくうちに戻ろおよお!!!」

この言い方…すごく…好きです……ウス。



福士彼、契約書のことをつきつけられると今度は

舞台奥の柱(の横に備え付けられている板)を思いっきりバァン!!!


ここまでくると柱だけでなく福士彼の足の裏と右手も心配です。
ねえ、絶対ジンジンするでしょ!?


にしても、二人が永遠に結ばれ、決して破れはしない固い約束を誓うための契約書を作ろうと提案した彼が、保身のために自ら契約書を無視したらそりゃあさ、私も激おこだよね。

そりゃ大爆音の「待てよ!!!!!!!」かますよね、ソンハ私も。



福士彼「二度と会うことはないからな」
ソンハ私「どうしてそんなことが言えるの」
福士彼「お前は、最低だ」


彼は私のこの言葉を
「取調べの時は彼の名前を出さなかったけど、自首するから彼とのことも全部話すよ、だから彼も捕まるよ」
って意味合いで捉えてると思うけど、
私にとってはそれだけじゃないと思います。
「何で二度と会わないって言うの、契約したじゃん、ずっと一緒にいるって。だから二度と会えないことはないでしょう」
の意味合いの方が強いんじゃないかなあ、と私(筆者)は思ったりします。

まさか彼大好きな私が彼も道連れにするなんて、ていう彼のおごりもあったのかも。いや、大好きだからこそ……


■助けてくレイ

髪型って大事ですね。

福士彼、一気にくたびれてる…!!!ちょっと髪がボサボサになるだけで、あんなにくったりした感じになるんですね。
いや、もちろん福士さんの演技力あって、ですが!


自分は超人だと思っているからか、警察に嘘の証言で出し抜き、私だけが悪いことに仕立て上げようと正気で言っちゃう彼と、
それより前に自分の持っている全ての情報を以って警察に取引する私。両極端ですねえ。
この時床を引っ掻いているソンハ私…


福士彼が吐き捨てるように「お前はまるで弁護士だ」って言うのもブーメランすぎません?弁護士はこの俺だって言ってたじゃん。



あれ、いよいよ俺、やばいんじゃ…?
流石に察した福士彼、
とてつもなく俊敏に熱い手のひら返しを披露します。

「謝るよ」の心のこもってなさよ。とりあえず謝っとけばええやろ!感満載です。


でもソンハ私には全く響かない。
今更彼が契約書のこと言うんかい!

トップオブ虚無な表情で福士彼と目を合わせようとしません。ここでも瞬きしないのすごいよなあ…



謝ってもダメならと言った感じで
これまたとりあえずキスしますな福士彼さあ……………


でもゆっくりソンハ私を倒すときにちゃんと頭に手をかけるのは、悔しいけどときめきます…()


長くなりそうなキス(言い方)を止め、福士彼を赦したソンハ私。なんで赦したのか初見時は謎でした。

すでにデロデロの脳みその私(筆者)は、福士彼の方からソンハ私にすがり求めてくれた、キスをしてくれたからじゃね〜?くらいしか思い浮かびませんでした。デロデロや。



うん、
そういうことね……………(二度目の大の字)



ソンハ私「そしたら一緒に絞首刑だ」

照明の当たり方と表情からある種の清々しさを感じさせますね。
福士彼もソンハ私の言葉を聞き安心からか、「俺がついてる」なんか言っちゃって〜!(何)


■本性

おっ、おい…!福士彼どうした!!!!!!????!!?


強がってイキった感じで「おい、起きてるかぁ?」って言ってもソンハ私から返事がなく…
一気に次の瞬間から泣き顔になっちゃう福士彼…我慢の限界だったんだね…


「おい、起きてるかぁ?」で隣の部屋に聞こえるなら、仮に本当に寝ていたとしたらその先の音量で普通に起きるレベルですよね。
というか、私じゃない方の隣の部屋の人もびっくりするよ絶対!?


絶対泣いてるのに「泣きそうだ」と言う福士彼、ちっ、ちげーよ!これは…汗だよ!って言っちゃうタイプの人間でしょうか。


「死にたくっっっ……なぁあ〜〜い!!!!」

死への恐怖から錯乱している福士彼の様子を音声のみでお楽しみしているソンハ私
これまた床を引っ掻きながら薄く笑みを浮かべたのち眠りにつく時があって、その時は背筋が本当に凍りました。


■勝ち負け

福士彼「いいか、本当に俺がなりたかったのは、彼のような弁護士だ」
ソンハ私「そうだったの、知らなかった」


彼って、とりあえず不可能を可能にする何かをして、周りから賞賛されたかっただけなんだろうなと思っています。承認欲求の塊。

手っ取り早くニーチェのいう超人になるために、世間が恐れおののく完全犯罪な殺人をしよう!という選択をしたけど、
絞首刑待ったなしの二人を陪審員裁判になる前に死刑ではない判決にしてくれた弁護士を見て、かっけー!不可能を可能にする男!そこに痺れる憧れるゥ!俺もああなりたい☆な、
ものすごく単純というか、
ほんと、彼こそが子供のままだ…幼い。


からのソンハ私の反抗期の少年を持つ母親のような言い方よ。はいはい感。
もはやそんなことはどうでもいいんですよね、早く種明かしタイムはいりたいよね。


あまりにルンルンすぎて、ずっと口角が上がっているソンハ私。最高に不気味です。


「奇妙な鳥が二羽、籠の中で飼われているみたいにね」

禁断の森に迷い込んでしまった二羽のうち一羽が、迷い続けているふりをしながらもう一羽を鳥籠に誘導していた事実。

福士彼はパニックパニックパニックおーれが慌ててーるー!です。
おーれはすごいぞ天才的だぞ!
(本当は私が全て仕組んでいました)


ソンハ私の「まだわからないの?」が、
最初は「えーっ?まだわからないのぉ〜?わざとだよっ☆」的なピュアな感じでしたが、
途中から「え、天才の君が、僕がここまで言ってるのにまだわからないの?」と彼どうした?な驚きの演技に変わったような気がします。


もはや初日とか完全に彼と同じく「え??は???ちょっと待って??眼鏡わざととかどういうこと???わざとポロっと落としたの?????器用だな???」


と私(筆者)も思っていたのでちょっと記憶が…ウッ…!定かじゃありやせん…!!



「勝ったのは僕だ」

勝ち負けの表現ってここで初めて出てきますよね。

私と彼のチキチキ主導権争いで、結果的に刑務所に99年いなくちゃいけない状況では彼のスリルを味わいたい要望は叶えられず、私の彼とずっと一緒にいるという要望だけが叶い続けられる。だから、私の勝ち。


幼い頃から、事あるごとに彼に「俺の勝ちだ」って言われていたんじゃないかな、と思います。勉強でも遊びでも。

いや、わざと私が負けてあげていて、彼に「俺の勝ちだ」って言わせてあげていたんじゃないかな。
でも今回ばかりは、私にとって絶対負けられなかった。
血のサインのくだりで強くそう思ったのかなと思います。


まさか自分より立場が下のソンハ私の全て思い通りになっていたなんて。
そのショックと、自分が恐れていた死の結末をも価値と捉えられるソンハ私という存在に声の震えが止まらない福士彼…


福士彼「イカれてる」
急にスン…ってなるのなんなん????????


ソンハ私「俺のこと見直したか。怖くなったか」
ビクビクしながらそう問うソンハ私、威嚇しているレッサーパンダレベルの怖くなさです。
(一人称が俺になってるあたり、言ってみたかったセリフだったんでしょうかね)

彼が大衆からの承認欲求であれば、私は彼からの承認欲求。彼に真の意味で認めてもらえた。



「だがこれから君は 孤独だ 一人」
「いや 離れられない」



あっ、真骨頂ここだわ………….……



「永遠とは言わない 死ぬまでは 二人はずっと」

福士彼「99年」
ソンハ私「永遠に」


涙腺大爆発。


あの、結構ここ大混乱なんですけど、
まず後ろ向きで階段をのぼる福士彼が踏み外さないかちょっと心配です。
そして「永遠とは言わない」って歌ってからの私の「永遠に」って、え????これも哲学?????????

難しいね。(考えることを放棄)


二人のハモリが本当に綺麗で心地良いですね…
でも声色が、
福士彼はソンハ私に対しての怯えがあり、
ソンハ私は福士彼を手に入れられて私にとって最高の結末のはずなのに、穏やかな笑みを浮かべてるのに、
なんだか壊れたロボットみたいな、うまく感情が乗っていない感じがとても切ないです。


歌終わり、当時から現在の私に時間を戻していく時のソンハ私の変化が見ていてすごくキツいです。

ソンハ私も穏やかな笑みからどんどん顔を歪め泣いてしまう。手に入れたはずなのに、どんどん彼と離れていってしまうような。
それとも、手に入れたのは物体としての彼でしかなく、心は手に入れられなかったからとか。


■「彼と一緒にいたかった」


鳥籠から一羽いなくなってしまったのでは、もう鳥籠にいる意味はない。
彼がまだ生きていたのだとしたら、私は仮釈放申請をしなかったですよね。


でも、いざ仮釈放が認められて「自由」を手に入れたとて。
みんなが当たり前にわかる単語を、えっ?どういうこと??なにそれ???な言い方をするソンハ私、素晴らしすぎますよね………


何の意味もない自由を手に入れ、両手が自由になったとしても、私にとって掴みたいものは無く。高校生の頃、あの公園で撮った彼の写真を見て。


「待ってたよ」

このセリフの前の泣き笑いのような、息を吐く音が最高です。


「レイ」

トップオブ優しい「レイ」をクライマックスにかます福士彼。



レイにとっての彼は、高校生時代の彼だったのでしょうか。


自分の前から姿を消し、再び現れた彼は変わってしまっていた。それからもどんどん変わっていってしまった。
それでも、何が何でも彼を手に入れたかったから手に入れた。でも、消えた。


これからレイは、自分の中にある虚像としての彼に縋り、彼を追い求めて生きていくのかな。


自分と彼は共犯者なんだから、これまでみたいに彼の要望によって自分を怖がらせてよと。
そう、虚像の彼に懇願し続けながら…






おわり。





長っっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



観劇後ちまちまと書きなぐっていたメモを、ほぼ全て供養する勢いで書いていったら…とんでもなく長くなってしまいました。

ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございます。恐れ入ります。
あれ!?まだ終わらないの!?!って絶対途中で思いますよね。すいません…


あくまで現時点で思ったことを書きました。

ので、後から私(筆者)も「やっぱ違う!やっぱこう思うわ!☆」と彼ばりの熱い手のひら返しをするかもしれません。それもご愛嬌ということで…


【観劇後】

そんなこんなで、ほぼ事前知識ゼロで臨んだ結果、ラストの種明かしで彼ばりに「??????」となりました。放心。

曲もああ〜検索して聴いちゃおっかな〜どうしよっかな〜!?と悶々としつつも聴かずに臨んだため、
えっさっき歌ってちょっと喋ってまたすぐ歌うの…!?(※ミュージカル)とあと曲数の多さにびっくりしました!


咀嚼するのに相当な時間がかかりましたが、事前知識ゼロで臨んで結果的によかったかなと。

何回か観劇するうちにちょっとずつ自分で「ここはこういう意味かな?」と考えていく楽しさ。(ほんと、いつもは大体「あー!今日も最高!明日も楽しみ!」しか考えられない頭なので…)


初日は若干よろめきながら劇場を後にし、
次の日の観劇に備えて
すしざ●まいで好きなネタだけテイクアウトし、舞台写真とアクリルジオラマ(殺人ver.)をセッティングし、スパークリングワインとともに一人二次会を開催しました。


アクリルジオラマ(殺人ver.)を眺めながら食べるウニ、おいしかったです。



年明け一発目、4日の観劇も楽しみですー!観劇中恐竜の卵がチラつかないようにしないと…笑